仮面 ライダー エク ストリーマー。 仮面ライダー図鑑

#1 仮面ライダーエクヌス 第1話「進化!俺が仮面ライダー!!」

仮面 ライダー エク ストリーマー

2000年よりスタートした「平成仮面ライダーシリーズ」が幕を閉じ、「令和仮面ライダー」第一作目となる『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)が9月1日からスタートする。 主人公・飛電或人(ひでんあると)を演じることになったのが、高橋文哉だ。 オーディションの裏側や新世代の仮面ライダーとなる心境について話を聞いた。 高橋文哉(以下、高橋):まさかの大抜擢に、びっくりしました。 これまでにも色々と受けてきましたが、芝居のオーディションで受かったのは初めてなんです。 劇中の場面を一捻りしたようなシーンを演じるんですけど、1次の時に「やめさせてもらうわ」と台本にある最後のセリフを言って、そのまま終わらせたんです。 そしたら次の人が、審査員の方から「もっとアドリブ入れていいからね」と言われていて。 高橋:そうなんですよ! 「え~!? 」って本気で後悔しました(笑)。 でも、それで「絶対に1次を通過して、2次でやってやる!」と気合いが入りましたね。 実際、2次の時には15秒くらいのシーンをアドリブで2分くらいに延ばして、「今までで2番目に長かったよ」と言われました(笑)。 高橋:それまでは、自由に延ばしていいものだとも思っていなかったんですよね。 でも、カットがかかるまで演じ切るのが役者。 セリフがなかろうと、何かトラブルがあろうと、レンズの前では演技を続けなければいけないというのは、撮影に入ってからもすごく感じていることです。 高橋:落ちても受かっても電話が来ることになっていたので、連絡を受けて「……き、決まりましたぁ!? 」って(笑)。 一瞬、本当に時が止まったような気がしました。 「がんばります」と言って電話を切ったものの、衣装合わせに行っても、本読みに行っても、まったく実感が湧かなくて。 きっと夢みたいな話だからだと思うんですけど、自分が仮面ライダーの主人公になるっていうイメージができなかったんです。 やっと今日(編集部注:取材日は7月17日に実施)の制作発表で、人生で初めてあんなにたくさんのフラッシュを浴びて、最後のスイッチが押せたような気がします。 でも、年の離れた2人の兄は仮面ライダーが好きだったので、僕も『ディケイド』とか『W(ダブル)』のベルトやアイテムを使って遊んでいましたね。 僕は、今回オーディションを受けられるだけでも満足だったんです。 その時点で嬉しくて、親にもすぐ「俺、仮面ライダーのオーディション受けるんだよ」って言いました。 「受けるだけでしょ?」と言われましたけど(笑)。 仮面ライダーを演じてきた先輩に、憧れの方はいらっしゃいますか? 高橋:改めていろんな仮面ライダー作品を観ましたが、僕は『ジオウ』のウォズが好きです。 ウォズと白ウォズの演じ分けもすごいですし、劇場版(『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』)のアフレコで(ウォズ役の)渡邊圭祐さんとお会いしたら、本当に優しくて、かっこいい方で。 直接はなかなか言えないので、こういうインタビューを通して僕の気持ちが伝わればいいなと思っています。 間接的に見ていただいて、次にお会いした時に仲良くなりたいっていう(笑)。

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Q&A(21)森川千恵子(真樹千恵子)さんの近況&情報?…

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仮面ライダーエグゼイド 第25話 New game 起動!

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7年前。 ヘクタスと呼ばれる謎の生命体により、日本は壊滅寸前にまで追い込まれた。 現在はネクスト・エボルと呼ばれる新政府が樹立し、復興が進められていた。 そして、ヘクタスの更なる進撃に対抗する為、ネクスト・エボルは新たにライダーシステムを開発。 ある日、ヘクタスとの戦いに巻き込まれてしまった、進化を追い求めるこの物語の主人公・湊那姫人。 「はぁ……っ!はぁ、はぁ……」 火の海と化した街を、必死に母親と駆ける少年。 その手に握るのは、擦り傷だらけの頼りない母親の大きな手。 揺らぐ視界の中周りを見渡せば、息を切らしながらも必死に走る人々。 視線を落とせば、既に息絶えた人々。 背後を振り返れば…… 「「「グルルルルルァァアアアア!!!」」」 少年たちを標的と定めた謎の怪物が、両手に死体で引きずってこちらに迫って来ている。 もう、目と鼻の先だ。 少年は恐怖に怯えて大粒の涙を流す。 「母さん!!もう無理だよぉ!!」 隣で走る母親は、少年の手を強く握り締めると、少年に叫ぶ。 「諦めないで!!走るのよ!」 初めてだった。 母親がこんな顔をしたのは。 これ程までに勇ましく、かっこよかったのか……と、少年は思う。 だが、無慈悲にも怪物は少年たちに追い付く。 もう無理だと悟った母親は、少年を掴んでいた手を手前へ思い切り振り払い、その手を緩める。 「あぁっ!!」 少年は前へ押し倒され、地面に伏せる。 次に目に映った光景は、無残にも怪物共に食い尽くされる母親。 母親は最後の力を振り絞って少年に叫ぶ。 「逃げて!!あなただけでも……生きて!!」 少年はこれでもかというくらい涙を流し、首を左右に振る。 母親を助けようと足を戻す少年だったが、母親の肉片を傍らに、母親の血液を口元にどっぷりと付着させ、今も尚母親の身体を貪る怪物に、つい足がすくんだ。 そして…… 「っ!!」 逃げてしまった。 「あああああああああああああああああああああああ!!!」 悔恨の涙か、恐怖の涙かは分からない。 少年は無我夢中で足を動かす。 すぐに、他の怪物が迫って来る。 母親との記憶が次々と脳裏に浮かび上がり、ここにいるから食ってくれと言わんばかりの絶叫を上げた。 そこへ…… 「ギャァウウ!!!」 「うわああああ!」 怪物が襲ってきた。 尻餅を付いて、両手を振り回して怪物の接近を塞ごうとする少年だったが、やがて目の前に迫った怪物は少年の腕を掴む。 「嫌だぁ!!嫌だぁあああ!!」 怪物の力は強く、少年の細くか弱い腕など簡単にへし折ってしまいそうだった。 遂に怪物が少年を完全に拘束し、肉片がべっとり付いた口を近づけてくる。 「嫌……だ……」 叫ぶ気力もなくなり、抵抗を止め、瞼を閉じる少年。 全てを諦めた、その時。 ジャキィィィィン!!! 聞き慣れない音に疑問を覚え、再び瞼を開ける少年。 そこには、真っ二つになった、先程少年を食おうとしていた怪物。 そして…… 「……」 佇んでいた黒服の男は、ゆっくり顔をこちらに向け、口を開く。 「おい、まだ生きてるなら走れ」 「……あ、貴方は……」 少年がそう言うと、男は手に持った刀の血を振り払い、再び少年を見る。 周りには、ぞろぞろと集まりだす怪物たち。 「ネクスト・エボル、少佐。 火ノ宮 ひのみや グレンだ。 つっても、テメェみたいなクソガキには分かんねぇだろうなっ」 と、グレンは少年を優しく起こす。 頭を撫で、不器用な笑顔を向けた。 「さぁ、さっさと行け。 ここは俺たちが食い止める。 お前はさっさと北へ向かえ。 そこに避難所がある」 そう告げると、グレンは怪物たちへと向き直り、刀を構える。 「おじさんは……?」 少年が不意にそう呟く。 するとグレンは鼻でプッと笑い、こぼす。 「おじさんじゃねぇだろ。 お兄さんだろ。 まだ17だよ。 クソガキが」 刹那、怪物たちがグレン目掛けて飛びかかる。 「早く行け!!」 「っ!!」 グレンの言葉に身震いし、少年は再び走った。 北に向かって、必死に走った。 走って、走って、走り続けた。 そして、無事に避難所まで辿り着き、少年は生きながらえた。 死者は総勢役1万人。 ネクスト・エボルという組織の活躍もあり、死者数は抑えられ、怪物のほとんどが死滅した。 少年を含め、家族を失った者が山のようにいた。 これが、第1次ヘクタス事件の一端である。 この時はまだ知らない。 これが……奴らヘクタスの人類に対する挑戦の、ほんの序章だということを…… 『仮面ライダーエクヌス』 第1話「進化!俺が仮面ライダー!!」 7年後。 通学路を行き交う学生たちの声が、開いた窓を突き抜けて少年の鼓膜を刺激する。 少年の名前は湊 みなと 那姫人 なきと。 黒髪で、17歳にして真面目に学校に向かう同級生たちの声を聞いてもなんの後ろめたさも感じず朝っぱらからパソコンゲームに向かうニートである! 「って!うるせぇな!そんな自己紹介いらねぇんだよ!」 7年前の災厄で母親は死亡。 父親は行方不明になり、現在は父親代わりであり、ネクスト・エボルの大佐、火ノ宮グレンの支援もあって、ニート生活を満喫している。 「おーい!那姫人ー!」 あの災厄の後、ネクスト・エボルが開校した特別支援学校に通う者達が増え、那姫人も最初こそ真面目に行っていたのだが…… 今はもう……この有様である。 「よしっ!!そこだっ!!ああっ!!テメェ今の反則だろっ!!……ちっ、クソが」 ゲームに負け、那姫人は手元にあったペットボトルを投げ捨てる。 「おぉーい!!那姫人ぉ!」 「はぁ……」 パソコン机から離れ、ベッドに横になる那姫人。 時刻は現在7時45分。 スゥイッターをつまらなさそうに弄る那姫人は、ある場所で目を見開く。 それは…… 「やべぇ!!今日キス・ニャンの最新巻発売日で、先着で特典貰える日じゃないか!!こうしちゃいられねぇ!!」 ……素早く荷物を纏めて、那姫人は部屋を出る。 「おおい!那き……」 ガチャッ。 「おおっビックリした」 扉を開けると、目の前にいたのは父親代わりの火ノ宮グレンだった。 呆れたように那姫人を見下ろす。 「ビックリしたじゃねぇよ。 ずっと呼んでただろうが」 「あそう。 出勤前?お勤めご苦労様です」 「お前……外見ろ外。 まだ学校行けてないのか?」 「……別に、いいだろ」 那姫人は俯いて口を噤む。 グレンのまるで本当の父親かのような穏やかな双眸を見向きもせず、頭はキス・ニャンのことでいっぱいだ。 「お前さ、俺のない金で学校行かせてやってんだからちゃんと行けよ、あ?」 「分かってるよ!行くよ!いつか!」 「いつかって……おぉい!」 逃げるようにマンションの階段を駆け下りる。 と、そこで、玄関の前で同級生とばったり会う。 一瞬目が合ったが、那姫人は知らないふりをして通り過ぎようと試みる。 「那姫人君……?」 淡い声が背中に浴びせられ、ドキッとなる。 ゆっくり、静かに振り返る。 そこにいたのは……ええっと……多分……特別支援学校の……同級生? 「えっと、どちら様?」 黒髪のその女の子は、髪をかきあげ、苦笑いを浮かべて那姫人に歩み寄る。 「同じ、クラス、だったよね?私、中川 なかがわ マヤ、だけど」 「……あぁ……あぁ……」 同じく苦笑いを浮かべて考える仕草をする那姫人に、マヤは笑う。 「私……存在感ないもんね、ごめん」 「いやいやっ!」 マズイことしたか!?と両手を前に突き出す那姫人。 「俺……あんまり学校、行ってないから」 「そっか……」 気不味い空気を見兼ねて、那姫人は頭を軽く下げて再び背を向ける。 「あのっ!」 「……はい」 マヤの声に顔だけをマヤに向ける那姫人。 「学校……来ないの?」 「……」 「え?」 「……う、ううん、嫌いなんだ、学校」 そう言い捨て、マヤから逃げるように那姫人は走った。 その背中を見つめるマヤ。 そして玄関から2人のやりとりを見ていたグレンは、那姫人のあまりの態度に深く溜め息を吐いた。 「ま、まじかよ……」 那姫人の目の前に広がるのは、平積みコーナーにポッカリと穴が空いたキス・ニャンのコーナー。 アニミイトの開店時間は8時。 現在は8時半。 おかしい……おかしい…… 那姫人はめまいに苛まれてフラフラのまま店を出る。 「俺は一体……何の為に外の世界へ……」 数時間後。 「ライダーシステム05の適合者はまだ見つからないのか」 「……はい」 「困ったもんだ。 ライダーシステム最高傑作が、とんだ頑固野郎だったとはな」 ネクスト・エボルの本拠地。 その一室にて会話を交わす火ノ宮グレンと、少女。 ネクスト・エボルとは、未確認生命体・ヘクタスに対抗する為に結成された組織で、数十年前までは街に潜むヘクタスを陰ながら殲滅していたのだが、存在が公になった7年前の第1次ヘクタス事件後、組織を公表し、今では政府と合併して国のトップに君臨している。 東京のど真ん中に大きく作られたネクストタワー。 それがネクスト・エボルの本拠地兼、政府官邸だ。 因みに名前にはネクスト・エボリューション。 次への進化という意味が込められているという。 「なんとしてでも見つけ出せ。 今の状態では、とても戦力が足りない」 「……はい」 机に座るグレンの前に立つのは、装備開発チームの火ノ宮 ひのみや 沙月 さつき。 装備開発チームでは主に、ヘクタスに対抗しうる現在の主戦力。 ライダーシステムを開発している。 携帯型の装置にコードを入力し、専用のドライバーに挿入すれば、画面内のアーマーが自らに装着されるという、日本の全技術を総投入して作り上げた最高システムだ。 だが、1つだけ難点があり、それはシステムが人を選ぶという点だ。 今までも、そのせいで多くの元適合者が降板している。 そして、今ネクスト・エボルが必死に探しているのは、現時点の最高戦力。 ライダーシステム05の適合者だ。 これが不思議なことにまっっっっっったく見つからない。 最早失敗作とまで言われ始める始末だ。 「それと……盗まれたライダーシステムゼロのことも引き続き調査しておけ」 グレンは最後にそう吐き捨てると、手元の書類に目を落とす。 沙月は、はいと頭を下ろすと、素早く出口へと足を動かす。 手に握られるアタッシュケースの中には、ライダーシステム05が入っている。 沙月がドアノブに手を掛けたその時。 部屋中、いや、建物中にサイレンが響く。 『ブゥー!!ブゥー!!』 グレンは素早く面を上げ、溜め息を吐く。 「はぁ……またか」 沙月はグレンの渋そうな顔を確認した末、天井を見上げる。 『ヘクタス出現!ヘクタス出現!場所は……』 「大佐、ヘクタスです」 「分かってる」 グレンは沙月をあしらい、軍服を羽織って早足で部屋を出る。 沙月もそれに続く。 モニター室に移動し、職員の敬礼を軽く流してモニターを見やる。 「咲馬 さくば 隊と羽口 はぐち 隊は現在、長野のヘクタスの殲滅に当たっています。 相原 あいはら 隊は……来れない距離ではないですが」 顎に手を添え、小刻みに頷いたグレンは、近くのモニターを押さえる。 「強個体が1体か……火ノ宮隊を動かす。 俺が前線を張る。 あとは援護でいい」 「無茶です!相原隊を待つべきです!」 「そうですよ」 沙月たちを抑え、グレンは笑顔を作ってモニター室を出る。 「た、大佐!!」 沙月は急いで後を追う。 ヘクタスの強個体に1人で立ち向かうなどライダーシステムを使わなければ基本不可能だ。 だが、グレンは全てのライダーシステムの適合テストに落ちている。 そんなグレンを、行かせるわけには行かない。 兄である……グレンを。 「はぁ……」 帰り道を虚しそうに1人歩く那姫人。 キス・ニャンの特典付き最新巻は開店即完売。 どうやら徹夜で並んでいたニートが多かったようだ。 「同じニートとして、情けない……」 と、腕を組んでなんとも哀れなことをぬかす那姫人。 だが、目の前に人混みを発見し、自然とそこへ足を運ばせる。 「何の騒ぎだ……?」 通行を遮る黄色いテープが、那姫人を始め大勢の人々の前に立ち塞がる。 群がる人々の後ろから背伸びをしてなんとか状況を把握しようとする那姫人。 内側には拳銃を装備した警官が何人も立っていて、警戒心が伺える。 なんとか群がる人々を押し退け、最前列にまで来る。 「下がって!下がって!下がってほら!!」 警官に抑えられ、そこから先へは行けなかったが、目を凝らすと、ヘクタス……と呼ばれる怪物と、警官が戦っているのが分かる。 だが、力の差は圧倒的で、次々と薙ぎ倒される警官たち。 呆れたように溜め息を吐く那姫人。 ふと背後に目を配ると、ようやくグレン率いる火ノ宮隊と、沙月が現れた。 「……グレン」 小声で呟いた那姫人。 「邪魔だ!道を開けろ!」 グレンは大きな声でそう叫び、それに連動して野次馬の真ん中に亀裂が入る。 どんどん左右へ寄る人々に、那姫人は押されて倒れ込む。 「ちょ、ちょちょちょいたぁっ!?」 警官はテープを颯爽と畳み、敬礼を行う。 グレンは手で隊員を抑え、腰に装備した刀を引き抜く。 ヘクタス用に設計された、高質ブレードだ。 「おいグレン!」 人混みの中からなんとか顔を出し、グレンを呼ぶ那姫人。 グレンはその声に振り向き、目を見開いて笑う。 「なんだ那姫人、お前か。 ほんとにお前はトラブルの眼中にいるよな」 「お前、その数で、勝てるのか……?」 「勝てるさ。 あと敬語忘れるな?俺は大佐だ」 そう鼻で笑ったグレンはヘクタスを向き直り、真剣な表情に戻る。 「お前らは銃で援護。 俺に当てんじゃねぇぞ」 「「「「了解!!」」」」 隊員たちは揃って頷いた。 グレンは刀を構え、常人とは逸したスピードでヘクタスまで接近し、ヘクタスの腕を切り落とす。 その勇ましい姿を、那姫人は背後で見守る。 「グルゥア!?」 「ネ、ネクスト・エボルが到着したのか!?」 倒れ伏した警官は、女神を見るかのような瞳でグレンを見る。 警官を横目で見たグレンは、起き上がったヘクタスに備えて構える。 「負傷者を連れて逃げろ!死んだ奴は置いてけ!」 大きく踏み込んで斬りかかるグレン。 それを器用に避けるヘクタス。 グレンは素早く体制を整え、次の攻撃へと繋いでいく。 「はぁぁああっ!!」 その全てを避け、攻撃に移るヘクタス。 グレンは刀でそれを流し、大きく地面を蹴り破ってヘクタスの頭を踏み台に更に高く舞い上がる。 そこから…… 「おりゃああああああああああ!!!」 一気に斬り落とした。 「ギュアアアアアアアアアアア!」 グレンとヘクタスの一騎打ちに、息を呑む人々。 余りのグロテスクさにその場から立ち去る者がほとんどだったが、残った人々、那姫人。 隊員ですらも、すげぇ……と一同にこぼす。 それ故に気付かなかった。 2体目の接近に。 建物の上から飛んできたもう1体のヘクタスは、落下の勢いに乗って野次馬の1人の身体を真っ二つに切り裂いた。 那姫人の目の前だった。 子供を連れた母親が、目の前で死んだ。 間近に迫ったヘクタスに、目を見開いて尻餅をつく。 「ぎゃああああああああああああ!!!」 巻き起こる悲鳴と混乱。 野次の避難を促して、隊員と警官が銃を構える。 「逃げてください!!早く!」 那姫人は動けなかった。 あの日のトラウマが、胸を締め付けて、苦しい。 「君!!」 沙月が叫ぶ。 ヘクタスが那姫人に両手を振りかざす。 なんとか立ち上がれたものの、足が震えて動かない。 「避けろおおおお!!!」 隊員が叫ぶのと同時に、ヘクタスの両手は振り下ろされる。 「危ない!!」 間一髪沙月が那姫人を押し倒した。 那姫人の無事を安堵し、隊員たちはすぐさま銃を発砲する。 バババババババァン!! 隊員の1人が叫ぶ。 「沙月さん!その人を連れて逃げて!」 「はい!」 銃撃音で那姫人にはよく聞こえなかった。 だが、休む暇もなく沙月に手を握られ、その場から颯爽と離れる。 だが、よほど那姫人が気に入ったのか、ヘクタスは銃弾を全て跳ね返し、2人の後を追う。 「なっ!!逃すな!」 逃すまいと走り出す隊員。 だが、ヘクタスは衝撃波を発し、それを封じる。 「くっ、マズイぞ……」 「追え!!」 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 手を引かれ、沙月の走るがままに足を動かす那姫人。 沙月の背中に、掠れた声を飛ばす。 「な、なぁ、あんた、ネクスト・エボルの」 「うるさい!今はとにかく逃げるの!!きゃっ!!」 「うわあああっ!!」 錆びれた廃工場にまで逃げてきた2人。 だが、ヘクタスの移動速度は常軌を逸しており、もう追い付かれてしまった。 地面を衝撃波により抉られ、吹き飛ばされる2人。 「ぐはっ!!」 一瞬にして再び目の前にまで来たヘクタス。 ネクスト・エボルに属しているからなのか、瞬時に那姫人の前に立ち、両手を広げる沙月。 「おい!やめろ!」 叫ぶ那姫人の手に触れたのは、衝撃により開いたアタッシュケースの中身。 ライダーシステム05。 別名、Nフォン。 「な、なんだこれ」 「あっ、それは!」 沙月はハッとなると、すぐさまNフォンを奪い返す。 「なんだよそれ!」 「これは!」 「危ない!!」 那姫人は沙月を押し飛ばし、再びヘクタスから逃げる。 工場の中へ逃げ込み、捨てられた残骸に身を隠す。 お互い、切れた息を何度も吐き、ヘクタスの侵入を何度も確認する。 そして、那姫人は沙月が大事そうに抱えるNフォンを見て、口を開く。 「それ、何なんだよ」 「……」 「ネクスト・エボルの武器か!?」 「なっ、なんでそんなに鋭いのよ!!」 ドガァァン!! 工場の壁を突き破り、腹を空かして唾液を垂らすヘクタスが入ってくる。 「なっ……」 驚愕する沙月に、那姫人は手を差し伸ばす。 沙月は伸ばされた手と那姫人を交互に見て、大声を飛ばす。 「何してんの!」 「兵器なんだろ!?使えばいいじゃねぇかよ!」 「私にやれって言ってんの!?アンタがやれば…………」 「ん、何だよ」 「……どうせこのままじゃ死んじゃうし……試してみるか……」 「は?」 沙月の小声に「?」を浮かべる那姫人。 沙月は那姫人の手にNフォンを押し付けるように置き、カバーを開く。 「な、何これ、ガラケー?今の時代?ってそこじゃねぇよ!どこが兵器だよ!!笑わせんな!」 すぐそこにまで迫ったヘクタスに、焦りが抑えられず罵声を飛ばす那姫人。 沙月は那姫人に寄り添う。 「は?アンタこんな時に何を」 「ここ押して!」 「は?」 『ドライバー・サモォォン!』 「へ?」 Nフォンから発された音声と共に、Nフォンの画面から現れた蛇のような銀色のベルト。 そのベルトは畝りながらヘクタスに猛攻撃を仕掛けた末、那姫人の腰に巻き付いた。 「へ?何これ」 「はい、コード入力して。 3!2!1!」 「コード?コ、コード?」 「んもう!」 「あの……一体何を」 「うるさい!!」 「あ、はい……」 沙月はイラつきながらもNフォンのボタンを3、2、1、と押してコールボタンに手を掛ける。 『トランスタートゥ!!』 すると、Nフォンの画面が真っ暗になり、目の前に自分の背と同じ程の巨大な赤い画面が現れる。 「うわっ!!な、何!!」 「嘘……反応してる……」 「これは……いい感じなんですか?」 驚く沙月を全く理解できない那姫人。 されるがままに、次の指示を待つ。 「こ、これを、ベルトにはめて、変身!って言うの!分かった!?さあ行ってらっしゃい!」 「うおおっ!」 沙月に背中を押され、起き上がったヘクタスの前に画面越しに立つ。 えぇ……と何度か沙月を見た那姫人だったが、諦めたのか、今までで1番大きな溜め息を吐く。 「変身……か。 何だか分かんないけど……これは……進化だ!!」 両手をクロス、大きく回し、右手に持ったNフォンを懐に回す。 「変身!!」 Nフォンをベルトにスライドして挿入し、那姫人は凛々しい顔を作る。 すると、硬直していた赤い画面が、真っ直ぐ那姫人に向かってきて…… 『セェェット!!エヌ……エヌエヌエヌフォォォォォォム!!!』 画面を潜り抜け、現れたのは…… 黒いスーツに、赤いアーマー……顔にはNの文字。 那姫人は自分の身体が変化していることに気付き、今の姿を落ちた鏡の破片で確認する。 「………………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!何!?何!?ちょっと!何!戻して!やだ無理!やだやだやだ!何これぇぇぇぇ!!」 顔や身体を撫で、喚き続ける那姫人を構いもせず、ヘクタスが迫る。 「来るよ!!」 「え!?あああもう!!おらあああああ!!」 沙月の言葉に反応し、迫るヘクタスに半ばなげやりで殴りかかる。 すると…… グオオアアアアア!! 「……え?」 ヘクタスは絶叫を上げて後方に吹き飛んだ。 困惑しながら自分の手を眺める那姫人。 やがて恐れと困惑は自信に代わり、ガッツポーズを決める。 「よっしゃぁぁあ!俺強い!強いぞ!」 瓦礫を押し払って立ち上がるヘクタス。 唸りを上げながら再び那姫人に迫る。 「おりゃああ!」 那姫人は大きく踏み込みパンチ、キック、連続パンチを繰り出し、ヘクタスを追い詰める。 背後で見守る沙月の顔には、期待の笑みがこぼれていた。 最後にジャンプキックを決め、ヘクタスは再び吹き飛ぶ。 よっしゃぁ!と追い打ちを掛けようと踏み出す那姫人。 沙月はそれを呼び止める。 「なんだよ」 「Nフォンのコールボタンを2回押して!」 「お、おう」 言われた通り、ベルトにセットされたNフォンを開いて、コールボタンを2回押した。 すると、鋭い効果音と共に画面から「N」の形をした剣・NSブレードが現れる。 「おおおおおおおダセェェェェェェェェェェェ!!!」 「うるさいな!」 「マジでネクスト・エボルのセンス疑うわぁ……」 怒る沙月をなだめながら、那姫人はNSブレードを構える。 「よぉし、行くぞ!」 一気にヘクタスとの間合いを詰め、連続斬りを叩き込む那姫人。 ヘクタスからの反撃は左手に装備された盾で防ぎ、右手のNSブレードで更に攻撃。 「あれ?」 那姫人は左手に装備された盾に取っ手がある事に気付き、それを掴み、水平にして引き抜く。 「おおおお!この盾!剣にもなるの!?二刀流だぁ!」 盾は見事に剣の形状に変化し、「Nブレス・スラッシュモード」へと姿を変えた。 2本の剣を構え、再び構える那姫人。 懲りずに迫るヘクタスに、2本の剣で連続斬撃を繰り出した。 「そろそろ必殺技!コールボタン押して!」 「ええっ!必殺技まであんの!?」 沙月の言葉にいちいち子供のような無邪気な反応を返し、指示通りNフォンを開いてコールボタンを押す。 『N!チャァァァジ!レディ……?』 「OK!」 那姫人はサムズアップを決め、足にエネルギーを溜める。 目の前に再び赤い画面が現れ、走ってそれを潜り抜ける。 エネルギーが最大まで集まったところで高く蹴り上がり…… 「喰らえ!!那姫人キィィィック!!!」 ヘクタスに凄まじい蹴り技を叩き込んだ。 ヘクタスはしばらく唸りを上げ、時期に大爆発を起こした。 「や、やった……俺が、俺がやったんだ!やったああああああ!!」 沙月を振り返り、那姫人は上下にジャンプして勝利を喜ぶ。 沙月も同じように喝采を上げた。 「やったあああああ!遂に、遂に適合者を見つけたぁぁあ!!!」 そこへ近づく大勢の足音。 「そこにいるのか!!」 「追い詰めたぞ!」 「大丈夫です……か……」 「あ……」 那姫人の今の姿を見て、唖然となる隊員たち。 那姫人と沙月はどんな反応をすればいいのか分からず、直立不動だ。 そこへ、なんとかヘクタスを倒したグレンも駆けつけ、愕然となる。 「あれは……」 グレンの見開かれた目はやがて鋭くなり、刀を構える。 「ライダーシステム……05……お前は……誰だ」 次回予告 「お前は誰だ!」 「俺はネクスト・エボルには入らない」 「誰かの命を救うためのベルトよ!」 「ライダーシステム05捕獲計画を開始する」 「俺は……俺は仮面ライダー……エクヌス!」 「新しい……仮面ライダー……」 「変身!」 「俺は仮面ライダー……グレード」 次回 第2話「新たな姿!新たなライダー!?」.

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