花 より 男子 二 次 小説 大人。 花より男子二次小説の紹介・ブログ: 二次小説の大人バージョンは?

Last Promise 【花より男子 二次小説】 (2ページ)

花 より 男子 二 次 小説 大人

ー「覚悟はいいか?」 挑戦的な瞳で見下ろされても。 私は頷くしか出来ない訳で。 「が、頑張ります…」 そんな小さい声にもクスリと反応してくれる専務は大人だと思う…。 「ー大丈夫だ。 俺が付いてる」 差し出された大きな手に自分の手を重ねただけでホッとする。 背中に添えられた左手ですら嬉しくなる自分がいる。 そもそも。 私がこの場違い極まりないパーティに出る羽目になったのは…。 多分専務の気まぐれだ。 私は本来ここに出る様な部署の人間じゃない。 あれは、二週間前のこと。 営業一課の先輩に頼まれたお遣いの帰りにちょっとしたアクシデントが発生。 私は信号待ちをしていて。 その向こうから来たリムジンが横から急に割り込んだ車を避けて急ハンドルを切ったのが見えた。 突っ込んでくる!? と二・三歩下がった所で、バシャッ!!と いう音と共に冷たい感触が。 「…きゃっ!」 とっさに庇ったお陰で預かり物には被害は無かったけど、スーツがびしょ濡れになった。 「申し訳ありませんっ!!」 運転手さんが降りて来て平謝り。 「いえ、状況は見てましたから。 それより乗っていらっしゃる方におケガは?」 「こちらは何も。 それよりお召し物が」 後部座席から秘書らしき人も降りて来る。 大事にされては困る。 「ホントに大した事ないのでお気になさらず。 急いでいるので失礼しまー」 「ー大した事あるだろうが。 自分が思っているより酷い格好だぞ?」 「そんな事は分かって…って、専務っ!?」 リムジンのドアの横に立っている姿に思わず叫んでしまった。 「ーこの方がどなたかご存知ですか?」 「…自社の役員位分かります…」 「何だ、ウチの社員か。 だったらついでだ、乗って行け」 「とんでもないっ!ホントにお構いなく!」 「いいから乗れ、そんなずぶ濡れじゃウチのエントランスは抜けられないぞ?」 言うが早いか、事もあろうに私を抱え上げてリムジンに放り込んだ。 「え…、きゃあっ」 「専務っ」 「道を塞いでる方が迷惑だ、行くぞ」 「…誠に申し訳ありません…」 秘書さんに渡されたタオルで水気を取りながらもいたたまれない… 「謝る必要はない、どちらかと言えばお前は被害者だろう?」 「そんな事…こんなのはただのアクシデントです。 それよりお忙しい専務のお時間を割いてしまった事の方が重大です…」 「こっちも帰社途中だったんだ、気にする事はない。 そっちはどこに行った来たんだ?」 「…先輩のお遣いに…」 「は?お遣い?」 ーそう。 入社一年目の私が商談で出歩く訳が無く。 お遣いだと言った私に専務が驚いた。 「…お前、名前は?」 「…営業統括事業本部、営業二課の華邑です」 「華邑、お前に頼んだのは二課の誰だ」 「…いえ、今日のは二課ではなく、一課の風間さんの案件で…」 「は?」 商談を終えて社に戻る途中で。 リムジンが急ハンドルを切ったと思ったら急ブレーキで止まる。 「っ!?」 「何だっ!?」 衝撃音は無かったが…。 ー『申し訳ありません!横から車が飛び込んで来まして!ご無事ですか?』 「あぁ、問題ない」 ー『歩行者に水を跳ねてしまった様です、 少々お待ち下さい』 「私も見て参ります」 スモークガラスの向こう側に見えたのは。 小柄な水色のスーツが泥水でびしょ濡れになっているオンナ。 抱えた荷物を気にしているが、荷物より自分の姿を気にした方がいいだろうに。 ー「大した事ないのでお気になさらず!」 ほっといてくれと言わんばかりの剣幕に運転手が慌てている。 さすがに女性をあんな格好で帰す訳にもいかないだろう。 リムジンを降りて声を掛ければ、ウチの社員だと言うので、そのまま車に放り込んだ。 何処から戻って来たのか聞いてみれば。 自分の所属じゃない一課のヤツに頼まれたお遣いだと言う。 そんな事は普通なら有り得ない。 部署の違う新人に遣いを頼むなんてパワハラだと言われかねない。 「ー専務。 恐らくこちらかと」 秘書の西田が差し出したタブレットには、該当するであろうと思われる仕事の内容と担当している一課の風間という男について表示されている。 風間については素行に難ありとの評価付き。 という事はセクハラの可能性もある。 詳細を聞き出せば。 風間が客先で商談をした際に受け取った見本を、うっかり置いて出てきてしまい。 本人は次のアポまで時間が無いから、代わりに取りに行ってくれと言われたらしい。 何だ、その取ってつけた様な用事は。 「…で?ちゃんと受け取れたのか?」 「あ…はい、ただ…持参した仕様書と相違点がいくつかあり、確認に時間を取られてしまいました。 最終稿だと言われて持って行ったんですが、受取直前に変更があった様で」 「…どこだ?」 「…これです。 赤字部分が最終仕様変更箇所です」 大事そうに抱えていた袋から出した実物と仕様書を見比べながら問いただすと、淀みなく答えやがった。 ーコイツ、見かけ通りのヤツじゃないな。 一課の人間が二課の新人にお遣いなんて普通有り得ない。 セクハラまがいと言っていいだろう。 だが恐らく本人はそんな事思ってもいない。 風間の打ち合わせ時間を聞いていたので電話連絡する訳にもいかず、赤字を入れて確認事項とし、担当者から了承を得たらしい。 まあ、遣いにしては上出来か。 西田に視線を向ければ。 手元のタブレットを操作していた。 「…あとはこの部分…っくしゅ、…失礼致しました」 「悪い、寒かったか」 脱いでいた上衣を掛けたのは無意識だが。 「だ、ダメです!汚れてしまいますからっ!」 「いいから気にするな」 戻そうとした上着を再度掛けてやったところで、 「専務、こちらを」 西田が再度差し出されたタブレットには。 華邑の社員データが表示されている。 学歴・入社試験の成績…何故コイツが営業二課? ウチの人事はバカなのか? 海外事業部ならともかく、営業統括で二課って選択は普通しないだろ、これだけの成績持ってて。 万が一営業希望だったとしても、海外事業部との連携の多い一課ならともかく…二課はありえない。 視線を向けた俺に西田は無言で問い掛ける。 ーいかがなさりますか? 答えは決まっている。 「ーすぐに出来るか?」 「香港からお戻りの後なら」 「それでいい」 「承知致しました。 華邑さん、この件はこちらで預かります」 「え…そんな、困りますっ!私が叱られてしまいますっ!ただでさえ…っ」 「…ただでさえ?」 「あ…、いえっ…」 「何だ、遠慮しなくていいから言ってみろ」 「…あの、ですね…風間さん…少しボディタッチが多い方で、…私苦手なんです。 なのにお遣いも出来ないと分かったら…」 無意識だろうが、俺の上着を握り締めて言う。 「お前、それって…」 「も、申し訳ありませんっ!社会人としてダメなのは百も承知なのですがっ…」 完全にセクハラだろーが。 「お前は悪くない。 むしろダメなのはそいつだろーが。 パワハラの上にセクハラだ。 大体一課の人間が二課の新人に遣いを頼むなんて有り得ない。 完全にお前を狙ってる証拠だぞ?」 それに気付かない、もしくは放置している上司も含めて同罪だ。 「そう、なんですか…?同じ営業ですし、ブースも隣り合わせなので良くあることなのかと…」 「んな訳あるか。 …とにかく、この件は俺が預かる。 お前は何も心配しなくていい」 言い終えた所で、リムジンが地下駐車場に滑り込んだ。 止まると同時に華邑が預かった荷物を持って西田が降りて行く。 「後程ご報告に上がります」 「あ、私も降りまー」 「お前はそのまま乗ってろ」 「えっ?」 ドアが閉められると、再び走り出す。 「ーまずはそのスーツを何とかしないとな」 驚く彼女の視線を受け止めながら。 司は滅多に他人に見せない笑顔を彼女に向けると、楽しそうにそう言ったー.

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#1 ホンの気まぐれ。

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紆余曲折あれど、総二郎がつくしと結婚し、正式に修平の父親となってから1ヶ月が経過した。 初めのうちは修平から「僕の大好きなお母さんを独り占めするオジサン」と警戒されていたものの、今では立派なお父さん子に成長し、総二郎もいたくご満悦の様子だ。 さて、そんな仲睦まじい牧野家に本日、来客がやって来るという。 「え~!?けんたろーとキャッチボールしたかったのに~」「ゴメンね、修平。 健太郎君とはいつでもキャッチボール出来るから、今日は我慢してくれる?」「・・・わかった。 じゃあ、がまんするから、おかーさんのハンバーグたべたい」「えっ?」「おかーさんがハンバーグつくってくれたら、がまんするよ、ぼく」「分かったわ。 じゃあ、今夜はハンバーグにするね。 お父さんと一緒に作るから、楽しみにしててね」「やった~!」「おいっ!?俺も作るのかよ」... 父さん頑張れ9 ティアナが冷蔵庫のあるキッチンへ消えるのを、けっきょく、スバルはのんきなことにもう一皿平らげながら見送っていた。 親指についた、からあげチキンの脂まで惜しみなくしゃぶりつくしている。 皿はあっというまに骨の山ばかりとなった。 「スバルはほんと、おいしそうに食べてくれるね。 作りがいがあるよ」「なのはさん、そりゃそうですよ~。 こんなにおいしいんですから。 食べない方がおかしい」リスのように食べ物をたくさん詰め込んで袋状になったスバルの頬は、まさに落ちるにふさわしいといったありさま。 そして、彼女の手が休み、口のなかが空になった暇はないほど。 「ちょっと作りすぎたぐらいかなと思ってたけど、だいじょうぶそうだね。 たくさん食べていってね」「はぁ~い。 そりゃ、もう喜んで、ゴチになっちゃいます」さらに旺盛な食欲を満たすべく、スバルは向こ... 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「FalseofHeart」Act. 2 魔法少女リリカルなのは魔法少女どうしでコラボそれより、Forceの続きをですね…(禁句)******Fiction-02;Very,VeryGoodFare,but... 助かるよ」そのまま、いずこかへ運ぶのかと思っていたが、なのははすぐ近くのテーブルでワインの栓を抜いた。 オープナーで手際よく開けられたボトルの口からは、あらかじめ用意していたグラス二杯へ、銅(あかがね)いろの液体が注がれた。 とろっとしたコクのあるいい音が、グラスの湾曲部を液体が回るごとに響く。 旨い酒はたいがい注ぐと、まろやかで響きのいい音を聞かせるものだ。 とくとくと、響きのいい心臓のように。 酒の音はその薫りと同じく、おいしさを裏切らない。 ******流れるビールは...

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「四年後に必ず迎えにいきます」 ふたりの約束。 四年という時間の長さも実感できないままに、司が公の場で言った言葉がそのまま、つくしのこころに刻まれた。 それが、どんなに難しいことなのか。 相手を思う気持ちだけでは超えられない時間の壁を、実感するには、ふたりはまだ幼すぎた。 司がつくしを思う気持ちが、どんなに本物でも、つくしが司を信じる気持ちが、間違いなく確かでも、それでも超えられない壁があることを。 最初の一年は、慌ただしさのなかで過ぎていった。 逢えない寂しさも、傍にいない心細さも、まだ、お互いのぬくもりを覚えているうちは、夢をみていられた。 一年後。 フランスでの再会。 寂しさを口にすることでお互いに愛しさを、確認しあった気持ち。 けれども、結果としてそれが、お互いの気持ちを激しく揺さぶってしまったことに気づかなければならなかった。 「好きだ」という気持ちは、確かめ合えたかもしれない。 けれど、それと同時に、再び別れなければならない、ふたりのこころの奥に、誰よりも愛しい人に、逢えない寂しさを、残した。 想えば想うほどに、それは重く苦しい枷となる。 一年は長かった。 それなのに、まだ続くのだろうか、このつらい想いが……。 ふたりのこころの奥に少しずつ、不安という小さな砂粒が積もっていく。 さらさらと。 さらさと。 ちいさな粒が、それでも毎日積もっていく。 図らずも、同じように、不安と寂しさを紛らわすために、なるべく相手のことを考えないようにと思い始めたふたりの気持ちは、罪なのだろうか。 日々の生活に紛れ、少しずつ消えていく、大切な人の、ぬくもりと香り。 一度会ってしまったばっかりに、さらに増していく、逢えない苛立ち。 けれど、幸せな思い出だけで、生活できるほど現実は、甘くなかった。 そして、また一年が過ぎる。 四年後の約束まで、半分。 ようやく、半分。 やっと、半分が過ぎただけだ。 これから、また今までと同じ長さの時間を耐えなければならない。 考えたくなくても、それが現実。 司の胸に。 つくしのこころに。 少しだけ、大人に近づいたふたりの気持ちは、同じだった。 もし、本当に、自分たちがお互いを必要とするならば、約束などなくても、きっとまた再び始められるはず。 二年目の春。 つくしのもとに、司から一本の電話が入った。 あわただしいスケジュールの合間を縫って、つくしのための時間を作り出した彼の気持ちは、すべて電話を切った時点で、つくしに伝わっていた。 指定されたホテルの最上階のバーで待つ、つくしのもとに現れた司は、一年前より、すこし痩せたように見えた。 頬のあたりの肉がそぎ落とされ、以前よりもさらに精悍な感じになっている。 それだけで、司の日々の生活のハードさが目に見えるようだった。 「悪い……」 司は、そういったきり、目の前のグラスをカラカラと弄んでいる。 「わかってる。 大丈夫だから」 しばらくして、そう答えた、つくしの顔をやっと彼はみつめた。 つくしは、二年前と少しも変わらない強い光を放つ瞳で、司をみつめ返すと、唇をきゅっとむすんで、ゆっくりと頷いた。 何もかも、わかっている。 その瞳は、そう継げていた。 司は、ふっと息を吐くと、 「ただ、大学は続けてくれ。 今の俺にしてやれるのは、それだけしかないかもしれない」 「ありがとう。 辞めて働こうかと思っていたから、感謝するよ」 「感謝なんて、しないでくれ」 「なんで? 道明寺がいてくれなかったら、あたし大学なんていけなかったんだし」 「自分が、情けなくなるから」 「そんなふうに、思わないで。 私たちのこの二年は無駄じゃなかった。 道明寺のことを考えてる時間は、幸せだったから」 その後。 ほんの15分ほど、ぽつりぽつりと会話を交わし、時計を気にする司を見かねて、つくしのほうから、最後の言葉をきりだした。 「そろそろ出ようか」 「ああ」 店を出たところで、送っていくという司の申し出を、つくしは優しく断った。 「ひとりで、帰りたい日もあるのよ」 司の右手が伸び、つくしの頬に触れる、そのまま抱きしめようとした彼の手を、つくしはするりと抜け出た。 「元気で……」 「あ、ああ。 おまえも元気でな」 司にくるりと背を向け、歩き出すつくしの背中は、まっすぐに伸び、凛としていた。 約束の終わり。 ふたりは、別れた。 間違ってはいない。 ただ、お互いを信じて。 時間を追いかける、苦しい恋から、解き放たれたふたりは、新しい道を、またみつけるために、それぞれに歩き出す。 更新日:2013-04-20 09:27:19•

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