食いしばり。 軽視してはいけない、歯ぎしりと食いしばり

食いしばりの原因とは。歯を食いしばる癖の対策はある?

食いしばり

2018年12月2日 意外と知らない?歯ぎしり・食いしばりについて。 皆さんこんにちは 松本市 浅間温泉 とどろき歯科医院 歯科医師の藤田です。 朝車に乗ろうと思うとガラスに薄氷が乗るような時期となってきましたね。 今年は暖冬と言われていますが、やはり寒いことには変わりなく、朝ベッドから出るのが辛いです。。。 ところで、寒くなってくると歯を食いしばる事が増えることがあります。 一説には歯を食いしばることによって交感神経が刺激され、結果的に体温を上昇させることを目的としているようです。 本日は、その食いしばりについてお話します。 さてこの食いしばり、寒くなくても日中や夜間に行ってしまう人がいます。 この食いしばりを日常的にしている人は様々な症状がでると言われています。 例えば、歯を噛み合わせると痛い・冷たいものがしみる・顎が痛い・頭痛・肩こり・・・等々、、、 なぜこのような事が起こるのでしょうか。 一般に力いっぱい食いしばった時には自分の体重と同程度の力が歯にかかると言われています。 これが一般の食事中であれば無意識の中で噛む力をコントロールしているため、害を起こすほどの力が歯にかかることは稀です。 ですが、夜寝ている時、自分の意識が無い中ではどうでしょう? 歯ぎしりをしている人と遭遇したことはあるでしょうか?部屋中にギリギリと音を立てる程上下の歯をすり合わせています。 ですが、日中起きているときに同じように音を鳴らせるでしょうか? ほとんどの人が無理だと思います、これは無意識の中でいわゆる火事場の馬鹿力で歯をすり合わせているのです。 研究ではこの時の奥歯にかかる力は体重の2倍にもなると言われています。 歯は人間の体の中で最も硬いものと言われますが、この力が毎晩かかっていたらどうでしょう?歯が割れないまでも、歯にヒビが入ったり、歯茎にダメージを与えるのは想像に容易いと思います。 また、夜に歯ぎしりの音が鳴らなくても、真っすぐに食いしばっているケースもあります。 これは周囲の人も気づかず、本人にも自覚が無い場合が非常に多いです。 上記のような症状の出ていない方でも自分はどうだろう?と思った方、以下のことをチェックしてみてください。 ・歯茎の下の方や、下の歯の歯茎の裏側がデコボコしていませんか? 長年かみ合わせが強い人は、上顎、下顎に噛み合わせの力に対抗するように骨が発達します。 ・舌のわきがデコボコになっていませんか? 食いしばる時舌を押し当てるので、歯の形にそって舌の形が変わってしまっている場合もあります。 また、夜間の歯ぎしり、食いしばりが無いのに症状があるという人もいます。 それは、「TCH」という日中の食いしばりの癖が原因である可能性があります。 通常、日中においても上下の歯が接している時間は1日の中でわずか15~20分と言われています。 ですが、仕事中、勉強中、家事をしている時など、 集中している時に上下の歯を合わせてしまう癖になってしまっている人がいます。 寝ている時の火事場の馬鹿力ほどの力はかかっていませんが、長時間、頻回なこの癖はやはり歯・顎・歯茎にとってはダメージを与える働きとなってしまいます。 ではこういった事は治せるのでしょうか? 先ほども言いましたが、歯を接触させるだけでも歯・筋肉・舌など組織は疲労してきます。 例えば、パソコンモニターやスマホに集中している時、何気ない時でも食いしばったりします。 また精神的ストレスは食いしばりを増長させると言われています。 日中の食いしばり対策は、まず自分で気づくこと(認知すること)です。 時々意識して、食いしばっていないか確認してみてください。 もし気づいたら顎の力を抜いて、上下の歯を離してください。 ついでに肩の力も抜いてストレッチしてください。 睡眠中の食いしばり歯ぎしりも精神的ストレスにより増長することが確認されています。 寝る前には深刻な考え事はやめて、顎の筋肉をリラックスさせ、 熟睡した質の良い睡眠となるよう心掛けてみてください。 常日頃から食べる・飲み込む・話す以外は歯を合わせないように、顎をリラックスさせて過ごしましょう。 また、夜間の食いしばり歯ぎしりに関しては、 当院では夜間装着用のマウスピースを装着してもらうようにしています。 既に、歯をかみ合わせると痛い・冷たいものがしみる・顎が痛いといったような症状が出てしまっている方、一時的な回復はあるかもしれませんが、歯の痛みや顎の痛みは、筋肉痛や骨折のように時間の経過とともに治るものでは無く、根本的な治療を行わなければ時間の経過とともに悪化するケースが多いです。 症状が悪化する前に是非受診してみてください。 なにか気になる事がある方、自分が食いしばっている可能性があるか口の中を確認してほしいという方も、 是非お気軽にスタッフにお声がけください。

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食いしばりを治療したい人必見! 原因・改善・治療5つのポイント

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歯の「かみしめ」「食いしばり」の癖というと、力を入れて思い切りかみしめる姿をイメージしますが、何もしていないときに少しでも歯が触れ合っていると、たとえ強くかんでいなくても歯や顎に悪影響が出るようです。 ネット上では「ずっとかみしめているかも」「かみしめ癖で歯がすり減っていると言われた」などの声が上がっています。 「かみしめ癖」について、吉祥寺まさむねデンタルクリニック理事で歯科医師の園田茉莉子さんに聞きました。 男性で60キロ程度の負荷 Q. 通常時、上下の歯はどのような状態が望ましいのでしょうか。 園田さん「これを読んでいる今、お口はどのような状態になっているでしょうか。 唇は閉じていますか? 開いていますか? 上下の歯をかんでいますか? それとも隙間がありますか? もし唇が閉じていて、歯をかんでいないのであれば、安静時の口元は問題がないといえるでしょう。 筋肉も靭帯(じんたい)も全てがリラックスしている状態で、上の歯と下の歯の間は2~3ミリほど開いているはずです」 Q. 何もしていないときに少しでも上下の歯が触れ合っていると、それだけで「かみしめ」「食いしばり」というのでしょうか。 園田さん「かみしめ、食いしばりは強い力で上下の歯をかみ合わせることです。 上下の歯が軽く触れる程度では、かみしめ、食いしばりとはいえませんが、食事以外で歯の接触が常態化していることをTCH(Tooth Contact Habit=歯列接触癖)といい、筋肉や靭帯、歯がリラックスできず、さまざまな部位に負担がかかります」 Q. かみしめ、食いしばりと「歯ぎしり」の違いは。 園田さん「歯は基本的には食べ物をかみ切り、かみつぶすためにあります。 つまり、本来は食事のときだけに機能するはずの器官ですが、本来の目的のとき以外に上下の歯をすり合わせたり、かみしめたりして接触させる動作は次の3つに分類されます。 ・歯ぎしり…上下の歯を前後左右にすり合わせる運動で、睡眠時に起こることが多いです。 ギシギシ、ギリギリと音が立つほどの力がかかることもあります。 ・かみしめ、食いしばり…上下の歯を強くかみ合わせる動作のことです。 音は立ちにくく、睡眠時にも覚醒時にも起こることがあります。 ・タッピング…上下の歯をカチカチと何度もかみ合わせる動きです。 歯ぎしりは口元が動いて音もするので周りが気付きやすいですが、かみしめや食いしばりは音がしないので周囲も本人も気付きにくいです。 かみしめ、食いしばりと歯ぎしりのどちらが出やすいかは人によります。 複合的に出ることもあります」 Q. かみしめや歯ぎしり、TCHの原因は。 園田さん「それぞれの原因は、睡眠時と覚醒時とで異なります。 睡眠時に起こるかみしめ、歯ぎしりは睡眠中の脳の活動によって引き起こされることが分かっています。 かみ合わせが原因との説もありますが、科学的根拠は示されていません。 高い枕で上下の顎が近い位置関係になり、かみしめや食いしばり、歯ぎしりを起こしやすくなっている可能性もあります。 かみしめ癖などを放置すると、どうなるのでしょうか。 園田さん「食事で歯が接触する時間は1日計20分程度といわれます。 しかし、かみしめ癖などで長時間上下の歯が接触すると、その分、正常でない力がかかり続けることになります。 その力は男性で60キログラム程度です。 人体の中で最も硬い歯といえども、次第にすり減ったり、根元が欠けたりします。 それに伴い、知覚過敏や虫歯のリスクが高くなる他、歯茎の炎症、痛み、出血、骨が溶けるなど、歯周組織にも症状が出ることがあります。 顎の関節にも負担がかかります。 口を大きく開けたときにカクカク音がするなど『顎関節症』の症状がみられたり、顎周りや首周りの筋肉に痛み、凝りを感じたりすることもあります」 顎の疲れにも注意 Q. かみしめ癖などの有無はセルフチェックできますか。 園田さん「習慣化していると、歯がすり減っていることがあります。 舌の脇に歯を押し付けた痕があったり、頬の内側に上下の歯がかみ合わさった痕(白い線)が残っていたりすることもあります。 朝起きたときに顎周りの筋肉に疲労感がある場合は、睡眠時のかみしめや歯ぎしりが考えられます。 かみしめ癖などの改善は可能でしょうか。 園田さん「睡眠時の場合、ストレスが原因の可能性が高ければその対策を、薬や飲酒、喫煙が原因であれば、処方の変更、飲酒や喫煙への指導などを行うことで解決することもあります。 覚醒時の場合は『歯を接触させている』と認識することが大切です。 自分で『いつ行っているのかを知る』または『行っている瞬間に気付く』ことが第一歩となるので、例えば、普段よく目にする場所に『(これを見たら)かみしめていないか確認する/しないように意識する』と張り紙をするなどの工夫が有効です。 その他、対症療法として、ナイトガード(歯がすり減ったり、歯に直接力がかかったりするのを防止する装置)やスプリント(顎関節への負担を軽減するための装置)といったマウスピースがあり、基本的には保険適用の範囲で受けられます」 Q. 子どもの歯ぎしりを心配する声も多いです。 園田さん「歯ぎしりをするお子さんは意外に多く、それを心配するお母さんも多いです。 ただ、お子さんの場合はそんなに心配ありません。 乳歯と永久歯が生え変わりの過程で混在し、かみ合わせが不安定になっていることが原因の場合が多く、完全に生え変われば改善するからです」 Q. 予防する方法はあるのでしょうか。 園田さん「先述のように、ストレスが原因になる場合が多いのですが、そのコントロールが難しい場合、セルフマッサージやナイトガードの使用をすすめています。 簡単にできる工夫は、低い枕にすることです。 先述したように、高い枕が原因になる可能性もあるので試してみる価値はあります。 ただし、枕を変えると逆にストレスにつながる場合もあり、注意が必要です。 いずれにせよ、現代はストレスの多い社会なので、これらの症状から完全に解放されることは少ないです。 かみしめや食いしばり、歯ぎしりは現代人の8~9割に見られるとの報告もあり、こうした習慣のある方が普通ともいえます。 これらとうまく付き合い、体の寿命よりも先に歯の寿命が来ないようにすれば、ずっと健康でおいしいものを食べ続けることができる、豊かな人生になりますよ」 オトナンサー編集部.

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「歯を食いしばるクセがある人」に及ぶ悪影響

食いしばり

歯の食いしばりの原因 上下の歯は、食事や会話の時以外は触れ合わないのが本来の状態です。 くっついているのが落ち着くという方は、食いしばりをする癖がついてしまっている可能性があります。 食いしばりは、咬筋の異常緊張により、顎に大きな力がかかることによって起こりますが、その原因は一体何なのでしょうか。 咬み合わせ しっかりと咬むことが出来ない咬み合わせの場合、咬もうとする力が強く食いしばりの原因となることがあります。 左右どちらかで噛みにくい歯並びの場合、噛みやすい方で噛む癖がつくだけでなく、片方ばかりで食いしばるようになるのです。 前歯の咬み合わせが悪いと、奥歯でばかり咬もうとする癖がつき、寝ている間にも強い力で噛み締めてしまう可能性が高くなります。 歯並びが悪いまま食いしばりを続けていると、さらに歯並びが悪くなってしまうのです。 ストレス 肉体的なストレスはもちろん、仕事中に感じるストレスで無意識に食いしばる癖があると、寝ている間にも食いしばりが起こる可能性が高いと言われます。 人間関係でストレスを感じたり、イライラした時についつい食いしばっていませんか。 ストレスのみでなく、何かに集中している時も食いしばってしまうことがあります。 スマートフォンの操作に夢中になっている時に無意識に食いしばりをしている人は、意外と多いです。 歯型はついていませんか? 食いしばりを続けるとどうなるの? 歯にダメージを与える 食いしばると歯に直接強い力がかかりますので、歯が欠けたり、ひびが入る、割れるなどのダメージが現れることがあります。 歯にひびが入るだけでも深刻なダメージです。 ひびから虫歯菌が侵入した状態で放置すると、虫歯が進行し、抜歯となるケースも。 歯茎が腫れたり、水がしみる・痛みがある場合は早めに歯科医院を受診しましょう。 また、被せ物や詰め物が頻繁にヒビが入る、割れる、外れるなどの症状がある場合は、食いしばりが原因となっているかもしれません。 硬い素材の被せ物は、割れずとも歯自体に悪影響を与えることも考えられます。 歯周病の悪化 歯の表面だけではなく、歯の内部の組織にも力が加わり、ダメージを与えます。 それが積み重なることで、歯肉や組織に炎症が起こって歯周病が悪化することも。 特に寝ている間に食いしばりをする癖がある場合は、長時間力が加わり、間接的な歯周病リスクは高くなります。 顎の骨に負担をかける 食いしばりがある方は、口を開けると顎に痛みがあるなど、顎関節症の症状が見られる方もいらっしゃいます。 強く噛み締める力で、顎の筋肉や骨に負担をかけ、関節に障害が起こる可能性があるのです。 顎周りの筋肉が目立つようになる 美容面の影響として、食いしばりにより顎の筋肉ばかりを過剰に使うことで発達してしまい、顎周りの筋肉が目立ち、エラが張ったように見えることがあります。 食いしばりの改善方法や対処法 歯並びを治す 先ほど、食いしばりの原因として咬み合わせを挙げましたが、歯並びを治して正しい咬み合わせにすることで改善が期待できます。 全体的にしっかりと正しい位置で咬み合う理想的な歯並びにするためには、矯正治療に精通した歯科医院選びが重要です。 歯を守るマウスピース マウスピースをつけることで、歯へのダメージを軽減させる方法です。 マウスピースで食いしばりがなくなるわけではありませんが、直接歯に与える力を、柔らかいマウスピースを着けることで歯が削れたり、割れたりするのを防ぎます。 ストレスを解消する 仕事や人間関係などで溜まったストレスを上手く発散させるため、自分に合った方法を見つけましょう。 ウォーキングなどの有酸素運動や、リラックスできる音楽やアロマでのストレス解消がおすすめです。 また、入浴により自律神経の乱れを整えることが期待できます。

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