りゅうおうのおしごと ネタバレ。 TVアニメ2期【りゅうおうのおしごと】ストーリーから大胆予想!ネタバレ注意【りゅうおうのおしごと!】

『りゅうおうのおしごと(11)』将棋星人の棲む星に地球人の女の子がたどり着くまでの物語(ネタバレ含む感想)

りゅうおうのおしごと ネタバレ

このシリーズでは5巻の名人戦のお話が最も熱く、実質的な最終巻という出来でした。 9巻はその5巻に匹敵する熱さとともに、これからも続く物語としての骨組みを持った作品としてベストと言っても良いお話になったと思います。 一体何回泣き所があるのかというくらい、感動でこれほど泣かされたのはやはり5巻以来でした。 これまでそれほどスポットがあたっていなかった天衣のメイン巻ということもあって、彼女の弱さと成長が描かれているのは当然なのですが、あい、桂香さんにも新たな物語が生まれていく起点となっていて、次巻以降の展開が楽しみになる点でも素晴らしかったです。 ただ、姉弟子ファンとしては、彼女の置かれた環境のあまりの過酷さ、そして天衣が今回得た『強さ』に全く逆行していく様に不安感しかありません…。 願わくば姉弟子にも今回の天衣と同じような救いの物語が早く訪れることを祈っています。 前巻の使い回しというか再利用にはちょっとげんなりしましたが… いや、良かった。 これはもう、ライトノベルの枠を超えて、史上最高の将棋小説になってしまうんじゃなかろうか。 もう一人のあい、夜叉神天衣にスポットがあたった9巻です。 いい具合に天衣の立ち位置が定まった感があります。 …ところで、今回面白いなと思ったのは空銀子の二面性です。 空銀子は、女流の世界ではあの「名人」をも超える絶対王者。 公式戦無敗という、規格外の強さを持っています。 でも、プロ棋士の世界では、若手有望株の奨励会三段とはいえ、周囲のライバル達に戦々恐々としてもいる。 この銀子の微妙な立ち位置が、あいと天衣の成長によって今後どうなっていくのかが気になります。 今回は跳ね返されましたが、この2人が棋力を上げていく事によって、銀子のポジションがより微妙な、というかある意味ではあい達の「かませ犬」みたいな存在になってしまうんじゃないでしょうか。 何せあいは、銀子が「将棋星人」と呼んだ八一竜王を、紙一重で詰ましに来るほどの恐ろしい才能を持っていますから。 潜在的な能力でいうと、銀子と相当な差がありますよね。 バトル漫画でありがちな強さの「混線」問題が起きない事を願います。 今回は天衣、天ちゃんの初タイトル戦、相手は姉弟子、銀子ちゃんです。 浪速の白雪姫と神戸のシンデレラの実は初手合いです。 前巻がまぁあれだったので今回は力作です。 それでも10歳の女の子には過酷なタイトル戦になってしまいました。 まだまだ、空女流2冠(奨励会3段)には・・・・・だったとは思います。 が、今後に期待できます、あいちゃんも刺激受けていますが、〇〇宣言受けてそのショックが大きいようですが・・・・今後、この経験で天衣が相当強くなる予感、あいちゃんも追いかけていくでしょう。 どちらが先にタイトル取るのか?空女流2冠に初めて女流棋士として勝つのはどっちか??その前におそらく八一の2つ目のタイトル戦があるような気がしますが・・・・ ただ、1点だけ。 チェスは引き分けが多く将棋はそれはありません。 それは色を変える等で味方と敵を区別しているのですが将棋は色で区別せず5角形の駒で味方と敵の違いはありません。 これが取った駒を打てるという将棋の醍醐味を生んでいます。 そのため複雑で引き分けは基本的になかなかありません。 だからこそ、熱戦を描くには引き分け再勝負を演出したくなるのもわかりますが、なかなか考えた手でなるほどと思うところもありますし悪いわけではありませんけれど、タイトル戦ではこればかり・・今回も重要な勝負の分れ目になっています。 千日手ばかりでは、それ以外ないのか?次回もこれでは困るのですが・・・・・ この巻読んでいて思い起こした言葉。 りゅうおうのおしごとのアニメは不満もあるとはいえ、よい点もいっぱいあったなと感じます。 今回は神戸のシンデレラ夜叉神天衣を中心に、危うい銀子も描かれています。 銀子は後への伏線という形になるのでしょうか。 今回は、強い才能と力をもつものも、さらに強い力をもつものがいて、さらにその上にもという修羅道のような現実の側面が描かれています。 今回は天衣が中心なだけあり、その苦しみや成長、可愛らしさが描かれており、ヒロインの魅力をみせつけています。 それはそうと、新キャラ・茨姫と一部は現実のあのへんがモデルになっているのかなと思ったり。 ほんと、現実は小説より奇なりを実行する将棋世界だから。 熱い戦いが続く本作でも屈指の名勝負。 銀子VS天衣の女王位をかけたタイトル戦が収録されています。 主人公にとっては幼馴染であり妹的な存在と娘ともいえる愛弟子がぶつかる胃の痛い勝負。 前哨戦での煽りあいから熱が入っており、銀子の「優しい師匠のお膝の上に載せてもらえば」という嫉妬心も入っての煽りが特に好きです。 将棋界最強の女性である銀子の実力に天衣がどう立ち向かうのかと、天衣側にスポットライトが当たった構成になっており生意気で才能あふれる彼女の魅力にあふれた巻でした。 (短いですがあい母とのやりとりがいいです) 天賦の才能を活かし大胆で好戦的な棋風(見ていて楽しい)の天衣(おまけに美少女)は作中内でも人気が出るのが分かり、新境地を開いた彼女がどこまで突き進むのか楽しみです。

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【感想・ネタバレ】りゅうおうのおしごと!12のレビュー

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山城桜花戦開幕! 秘手繚乱の第8巻! 「そうだ。 京都へ行こう」 順位戦が終わり、プロ棋界は春休みに突入した。 八一はあいを伴って 京都を訪れるが、しかしそれはデートでも慰安旅行でもなかった。 挑戦者の月夜見坂燎と、タイトル保持者の供御飯万智。 春の京都を舞台に、華よりもなお華やかな戦いが繰り広げられる秘手繚乱の第8巻! 『』のネタバレありの感想になります。 ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。 ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。 2018年1月に『りゅうおうのおしごと! 7巻』が発売されましたので、次の新刊は2018年の6月か7月くらいに出ると嬉しいなとおもっていました。 それがまさか2018年3月という短期間で発売されたことに驚きましたね。 確かにアニメ放送中に新刊を出したほうが売れるのは間違いないのですが、放送期間中に2冊も新刊が出るとは思いもしませんでしたよ。 内容を読めば早期に出せた理由の一端も分かりますが、発売されたことを喜ぼうかと思います。 何より表紙に描かれた2人の姿を見ればその華やかさと麗しさがまさに眼福の出来ですからね。 ネタバレなしの感想 本作『りゅうおうのおしごと! 8巻』は、将棋をメインとしたいつも通りの熱いメインストーリーと過去発表済みのコメディ大目の短編の2段構成の作品となっております。 メインストーリーは本作のあらすじにも描かれているとおり女流六大タイトルの一冠『山城桜花』を巡り月夜見坂燎と供御飯万智が争うというとても熱く、そしてシリアスな内容となっており、私もとても面白く読ませていただきました。 そして過去に「ガンガンGA」で発表されていた短編とドラマCDとして発表されていた内容をノベライズ化した短編が、そのメインシナリオの幕間的に挟まれています。 メインストーリーである『山城桜花』を巡る戦いはとても熱く、とても面白い内容でした。 感想戦のちょい役として登場していた二人、供御飯さんと月夜見坂さんとがメインになる日が来るとは思いもしていませんでしたよ。 ですが、本作の内容はこれまでの本編と同様にシリアスでしたし、棋士としての意地や弱さ、そして本当の強さを見せてくれます。 供御飯さんと月夜見坂さんとが親友である理由、そんな親友でも決して譲ることができない勝負にかける意地と覚悟、将棋に対する真剣さが描かれております。 この内容を読んで今まで以上に供御飯さんと月夜見坂さんのことが好きになりましたね。 本作では、供御飯さんの方が八一との係わるシーンが多く、夜の鴨川を散策するくだりはラブコメ的にも十分に楽しめますし、心情を八一に伝える場面はその抱えたものの重さに打ちひしがれますね。 普段は年上のお姉さんの余裕を見せて年下の彼を翻弄してくる女性が、不意に年下の彼に弱さを見せるところなんて本当にたまりませんよね。 ますます供御飯さんのことが好きになってしまいますわ。 月夜見坂さんの方は八一との絡みこそ供御飯さんと比較すると少ないです。 ですが、彼女の心境が語られるモノローグを読むにつれ、棋士としての覚悟を、親友として戦友として供御飯さんに抱く想いをしることができ、月夜見坂さんというキャラクターの深堀がされていると思います。 それにしてもあの構成には引っかかってしまったなあ。 既刊分の内容が先入観となってしまって受け取り方を間違えてしまいましたよ。 注意深い人なら気づいていたのかもしれませんが、あのどんでん返しを楽しめたのは引っかかった読者のほうなので悔しくないです(負け惜しみ) という感じでメインストーリーのほうはとても楽しく読ませていただいたのですが、メインストーリーの合間にメインストーリーと関連が薄い短編が挟まれていたため、私の盛り上がっていた気持ちが途切れてしまいちょっと邪魔だなって思ってしまいました。 原作小説未収録の発表作を読めることはありがたいですが、個人的に本編との温度差と内容差の違いが顕著だと思いますので、本編を邪魔することの無いように短編は短編でまとめていただき外伝として1冊にまとめて貰えた方がありがたかったです。 短編単体で読めば、八一の鉄板ネタであるロリコンネタを軸にあいやJS研の面々、姉弟子がコメディで輝く内容で決して悪くないのです。 特に短編の三作目である「トップ棋士のおしごと」は、その内容の危なさとネタの危険度はトップクラスでしたが、個人的には一番面白かったです。 八一が琵琶湖のように広く深い感じのロリコンだとすると、晶さんは田沢湖のように天衣に特化したとても深い感じのロリコンですね。 天衣特化だからロリコンとはいえないかも知れませんが、本当にやばいのは晶さんの方であり、早く捕まえたほうがいい危なさですよ。 アニメ放送中にもう1冊新刊を出すため、過去作を加えて水増ししたようにも思えますが、そのお陰で『山城桜花』を巡り争うストーリーを見ることができたので私的には結果オッケーです。 女流棋士の置かれる現状、棋士としての実力差など重たい内容は描かれていますが、本作のメインである2人の心情を追って生きますと読後感としては爽快なものが感じられますね。 八一が供御飯さんとの約束を守ったとき、あいや姉弟子がどんな態度や行動に出るかも楽しみですが、それ以上にその約束の行動自体を見た過ぎる。 次巻以降の感想戦で約束した行動の事後が語られるとかじゃなく、約束した行動自体をぜひ見せてほしいですよ。 本当にお願いしますし、その時を期待しています。 ネタバレありの感想 ここから下は『』のネタバレありの感想になります。 未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。 月夜見坂さんと供御飯さんについて 親友あり、互いが互いの棋士としての才能を尊敬しあう素敵な関係の二人です。 そんな二人でも、そんな二人だからこそ真剣に戦い、勝敗に拘り意地を見せて対局をしたのだということが納得がいく対局の描写だったと思います。 月夜見坂さんと供御飯さん、共に女流のタイトルホルダーであり、女流ではトップクラスの才能ではあります。 その女流ではトップクラスの二人でも、女流と言う境遇には才能面での劣等感を感じており、女流棋士が置かれている立場についての厳しい現実が描かれておりました。 同じ様に劣等感を感じ、女流棋士の立場について同じ様に悩みを抱えている2人だからこそ、劣等感からも厳しい立場からからも逃げずに戦うことに互いに敬意を抱いているのだと思います。 敬意を抱いている相手だからこそ、タイトルの行方が決まる第三戦目に敬意を抱く相手の特異戦法で有り、憧れている戦法を選んで挑んだのだと思います。 敬意を抱く相手の戦法を使い、敬意を抱く相手を乗り越えていこうという姿はとても尊く思いますし、カッコいいと感じましたよ。 月夜見坂さんと供御飯さんが同じように考え、同じように戦った点からも2人は芯の部分が似通っていますし、親友になる訳だなと納得がいきましたね。 同じ考えを持ち闘った二人、その二人の勝敗の趨勢についてですが、供御飯さんが乗り越えたものが尊敬する月夜見坂さんだけではなく、劣等感を感じていた過去の自分をも乗り越えていった点にあるのだと思います。 弱いと才能がないと思っていた過去の自分が、それでも将棋を続けていくためにあがき磨いてきた戦法である穴熊囲い。 その戦法が武器ではなく過去のしがらみや重荷になってしまった時、新たな武器として選んだのが対戦相手であり尊敬する棋士でもある月夜見坂さんが得意とする戦法だった点がとても熱かったです。 そして同様に月夜見坂さんも、供御飯さんが得意とする穴熊囲いで応じてきたところも互いの気持ちが通じているようで熱かったですね。 そんな二人の対局をそのまま普通の対局として描いても十分熱い内容であったと思います。 ですが、不意のアクシデントで目隠し対局となった決着は勝負をより盛り上げ、より熱い結果をもたらしてくれたものと思います。 クライマックスでの目隠し将棋のシーン、読者である私は供御飯さんの勝利を願いつつも二転三転する勝負の行方と、トラブルによる有利不利の流れの読めなさとで決着するまで読むのをやめる事ができませんでしたよ。 劣勢のなか負けを認めながらも目隠し将棋を選び指し続けた月夜見坂さんの想い、その想いに応え目隠し将棋を続けた供御飯さんの想い、どちらの想いも熱く互いの意地を感じられて感動しました。 互いの意地をぶつけた熱い対局に勝利した供御飯さん。 勝因は上に書きましたとおり過去の自分を乗り越え、棋士として更なる高みに上ったからだと思います。 その更なる高みに上るきっかけとなったのは、第三戦の前夜に八一に対して今感じている辛い真情を話せたことと、八一から自分今まで積み重ねて磨いてきた棋風を認めてもらえていると分かったからなのでしょう。 自身が憧れて、この世界へ残り続ける動機となっている八一に自分の棋風を認められているという自覚が、供御飯さんにとって先に進むための道しるべになった気がします。 本当、普段は女心が分からないニブチンの割りにここぞという時に相手の求めているものをサラッと渡せる八一は、ラブコメものの主人公の資格十分ですね。 それにしても八一と供御飯さんの夜の鴨川デートはすごく良かったです。 供御飯さんが弱みを見せられるのも、誘惑をするのも相手が八一だからなんでしょうね。 あの挿絵の表情も含めて本当に溜まりませんし、八一が羨ましすぎる。 ちょっとだけ年上の素敵な女性が年下の男の子を振り回しながらも、本当の主導権はその年下の男の子側にあるとかすごい大好きな感じです。 あのときの二人の距離感も良かったし、一気に供御飯さんと八一のカップル推しになってしまいましたよ 笑 八一も供御飯さんのこと女性として意識している描写ありますし、あいちゃんと天衣ちゃんは今の段階だと恋愛対象に捕らえていませんし、銀子は幼少から共に居るから恋愛対象というより家族や同士としての意識が強いしなあ。 まあ、作品的には銀子が最右翼だとは思いますが渡し個人的には八一と供御飯さんのカップルを押して生きたいと思いますよ。 (次点では天衣ちゃんかな。 あいちゃんはネタキャラになりすぎだし、銀子だと八一が鈍くなりすぎるし銀子も意地っ張りだから難しそうなんですよね。。。 ) 供御飯さんが勝ちましたし、約束のデートはぜひぜひ本編で読みたいですね。 感想戦の事後報告で済まさずに描かれることを期待しています。 勝負に対する覚悟とあいちゃんについて 本作は棋士の勝負に対する覚悟、意地が描かれています。 例え普段は親友ではあっても対局では真剣に戦い、相手を打ち負かそうと苦闘する月夜見坂さんと供御飯さん。 彼女たちは対局の際には相手が引きずるような戦法も指しますし、盤外戦での揺さぶりすらも躊躇せず勝負にかける覚悟をみせてくれました。 まあ第二戦後の盤外戦は供御飯さんもダメージ大きかったですが、それ以上に八一にとって大ダメージになっていたと思いますが。 あのインタビューが広まったら八一はロリコンだけではなく女性の敵ということになるでしょうね。 また、八一もプロ棋士として自身がもつ勝負に対する意識を語っています。 勝ちにこだわらないという選択肢がすでに存在しない八一は、『りゅうおうのおしごと! 1巻』でみせていた劣勢になれば綺麗に負けようという後ろ向きの姿勢はなく、プロ棋士としても竜王位という最上位のタイトルホルダーとしての決意を見せてくれています。 勝負対する強い覚悟や意地を持つ3人と、いまだ勝負にこだわれず勝ちたいという意思を強くもてないあいちゃんの対比は、今後の展開に向けての伏線となっている気がします。 あいちゃんが真剣に勝ちに拘って対局したシーンは、『りゅうおうのおしごと! 4巻』の対祭神 雷戦が最後となっています。 5巻』でのマイナビ本戦の1回戦もありますが、対局描写があいちゃんメインではなかったので除外させていただきます。 あの対極も棋士として相手に勝ちたい、自分の方が才能があると認めさせたいという意思よりも、恋敵を叩き潰すためという意思の方が勝っていたと思います。 あいちゃんは棋士として誰にも負けたくないという強い矜持をもって指している訳ではなく、八一の傍らにいる為に八一と指すために棋士になっているんだろうなと考えています。 の動機が悪いとは思いませんが、勝負へのこだわりが無いのならプロ棋士の世界に居るべきではないでしょうし、あいちゃんが類い稀な才能を持っているとしても銀子や天衣ちゃんに敵わなくなると思いますね。 八一自身はあいちゃんの才能を買っているし、自らあいちゃんを手放すつもりは無いと考えていますが、あいちゃん自身が勝負にかける覚悟を持つことができないのなら、いずれ弟子に対しての引導を渡すこともあるのではないでしょうか。 八一からの教えと、親友相手といえども勝つためにはあらゆる手を打ち戦った2人の姿を見て、それでも勝負への拘りをもつことができないのでしたら、プロ棋士の道に進まず趣味の将棋や詰め将棋作者になるほうがあいちゃんには向いているのではないかと思います。 私の勝手な気持ちを正直に言いますと、真剣に戦っていた月夜見坂さんと供御飯さんを上回る将棋の才能をあいちゃんが発揮しながら、それでも勝負に対する拘りがないという気持ちをみせるのが好きではないです。 真剣に戦い勝利を願う人たちをメインにおいた作品で、エンジョイ勢でありながら類い稀な才能をもつという歪さがあいちゃんというキャラクターを好きになれない理由でありますし、作中でも賑やかし役となっている理由でもあるではないでしょうか。 今後もあいちゃんが勝負への拘りを持ちプロ棋士として真剣に勝ちを目指すのか、それとも才能はあれどもプロ棋士という舞台から降りるのかを注目していきたいと思います。 まあ、その類稀な才能を活かしエンジョイ勢ながらも破竹の勢いで女性初のプロ棋士になるという展開も全く無いとはいえませんが、『りゅうおうのおしごと! 』はそこまで一キャラクターにやさしい世界でもないでしょうしね。 りゅうおうのおしごと! 9巻に向けての予想というか妄想 次巻『りゅうおうのおしごと! 9巻』は、八一メインの内容になるのか、それとも天衣をメインとしてマイナビ戦挑決とタイトル戦となるのか? 今作の感想戦の内容を読んだ限りでは、天衣が挑決に勝ち銀子に挑むことが確定路線の様に思えましたので天衣メインのタイトル戦となると予想しています。 タイトル戦が清滝一門の同門対決となり、天衣がもつ情の強さが勝負へ影響してしまう描写や、姉弟子の女流内では比肩するものの無い強さの描写がされる熱いタイトル戦になるのではないでしょうか。 そしてあいちゃんからみても親しい二人が情を乗り越えて真剣に対局し、勝ちに拘る姿を見せ付けることであいちゃんの意識も変わっていくんじゃないかなって思います。 そういう展開になるからこそ今作でプロ棋士が勝負に拘る姿勢とあいちゃんが勝負に拘れないという対比を描いてきたんじゃないかなと。 ただそうすると2巻続けて女流メインの内容になってしまいますし、八一がメインで対局しないことになってしまいますしね。 八一も『りゅうおうのおしごと! 5巻』で名人に勝つ、竜王位を防衛するという大目標を達成しましたので、それに変わる新たな目標が提示されるといいのですが。 名人位へチャレンジはA級にならないとですし、別のタイトルを目指していく感じなのでしょうかね? それとも師匠としての八一を描いていくのか、こちらも気になりますので続刊でも注目していこうと思います。 お勧めの作品 今回のお勧めは『』です。 未来を舞台にしたサイバーフォーミュラというレースカテゴリーで戦う熱いレースアニメのOVAです。 主人公 風見ハヤトはシーズンチャンピオンとなり、そのトップクラスの才能と実力から敵なしの状態となってシリーズが終わります。 最強となってしまった主人公を動かすためなのでしょうが、新シリーズになるたびに精神的弱さや、レースカーの方の性能のせいで劣勢になる描写が出てきます。 最強となってしまった主人公で新たな物語を描くことの難しさゆえの描写なんでしょうね。 同じ様に名人を倒し最強となった八一を主軸に物語を動かそうとすると、何らかの原因で弱体化させるか主人公という立ち位置からずらす必要があるんじゃないかな?と連想してしまいます。 なんか面白作品として紹介できていない気がしますが、レースアニメとして熱く面白い作品ですので未見のかたがおりましたらレンタルなどで見ていただければと思います。 きっと損はさせない内容であると自信をもって言える作品ですよ。

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りゅうおうのおしごと! 6巻 あらすじ・感想・ネタバレあり 発売日2017/7/14

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まずは小冊子の感想から! 女流棋士の解説 5巻に付属していた小冊子前半は、軽いキャラの紹介とイラスト集だけでしたね。 しかし10巻の小冊子ではキャラの紹介だけではなく、作中に登場した女流タイトルについてまで詳しく解説されていました。 姉弟子こと空銀子女流二冠を始め、女流のタイトルホルダーは作中でも出番が多く、ファンなら誰でも名前を覚えていないなんてことはないと思います。 ですがタイトル戦のルールまで把握するのは難しく、 このような形でまとめてもらえると非常にありがたいです。 できれば男性のタイトルの方も小冊子としてまとめていただきたいと思いますが、多分そんな企画は通らないと思います。 そのインタビューは 姉弟子を水着にして、あんなことからこんなことまで聞きまくるというもの。 われわれ読者が「ぐふふ」と言ってしまうような質問にも、恥ずかしながらも、きちんと聞かれた内容に答える姉弟子は控えめに言って最高でした! これぞクズ竜王。 「りゅうおうのおしごと! 」をしっかりとこなしていきます。 いいぞもっとやれ! 八一のペンネーム・間斎(あいだいつき)の秘密 八一のペンネーム「間斎(あいだいつき)」に秘められていた謎が判明した時には、超感動しましたね。 全米が涙を流すレベルですよ。 彼の本名は九頭竜八一であり、間斎(あいだいつき)という、一見何も関係なさそうなペンネームにしていたので少し疑問に思っていました。 しかし小冊子後半にて、間斎(あいだいつき)という名前に込められた、「 あいだいすき」という深いメッセージを知った時には、全読者が涙を流したでしょう。 主人公のペンネームにこれだけのドラマを組み入れるなんて,,,『りゅうおうのおしごと! 』は最高だぜ! 『りゅうおうのおしごと! 』10巻の感想! あいと澪、そしてJS研の絆 『りゅうおうのおしごと! 』10巻テーマは 「友情」「努力」「勝利」という、まさに王道!と言ったものでした。 まずは、あいと澪の友情から述べていきたいと思います。 あいにとって澪は将棋でできた初めての友達でした。 初めはお互いに同じ実力だったものの、 あいの実力が上がるにつれて澪は置いてきぼりになることになります。 そして今回あいと澪をはじめとするJS研の実力が離れたことにより、亀裂が入ってしまったのですよ。 しかしそれでもなお、将棋でできた絆を失いたくないと思い、必死に努力する澪の姿はとても美しかった。 そしてその澪を応援すべく、綾乃は大声で悔しがるという形で声援を送ります。 あの大人しい綾乃は本来ならば絶対にやらないような行為です。 その声援により澪は執念を発揮して、 本来であれば絶対に勝てないであろう強敵・馬莉愛をも打ち破るのです。 そしてその勝利がきっかけで、あいとの亀裂も解消されて、もとの中の良いJS研に戻りました!めでたい! やはり馬莉愛は強敵であり、澪だけの実力では勝てなかったと思います。 彼女はあいの親友である澪の力になるべく、「ぶらっくきゃっと」というハンドルネームで将棋ゲームにもぐり、 澪の練習相手になってくれました。 天衣がこのようなことをした理由は、おそらくあいが澪のためにお願いしたというものだと予想できます。 よく考えたら、天衣は将棋に対してストイックであり、自分の利益になる事以外は行わない人物のはずです。 昔の天衣なら澪の指導なんて絶対に行わなかったと思います。 そんな天衣が澪に協力したということは、 澪やJS研の夢に対する努力や実力を認めていることの証明だと言って良いでしょう。 姉弟子ィ! 「お願いーーーーー私を殺して」 姉弟子ィィィィィィィ!!!! まさかの急展開でした。 後で詳しく述べます。 10巻の詳しい解説と考察 不滅の翼は姉弟子の未来の可能性のひとつ 今回あいの目の前に立ち塞がった強敵・岳滅鬼翼は元推奨会3段でした。 翼は推奨会に入るまでは姉弟子と同等の才能を持っていたものの、3段リーグという闇の中で戦う内に、自分の棋風が変化していき、徐々に歪な棋風になってしまったのです。 作中の挿絵で見てもらえば分かるように、 翼からはこの世に絶望しきったような暗い雰囲気が漂っております。 作中では八一は姉弟子の棋風はオールラウンダー寄りなので、翼のようにはならないと言っています。 しかし今回の「私を殺して」というセリフから分かるように、姉弟子は3段リーグの闇の毒されております。 翼のような廃人になる一歩手前の状態です。 プロ棋士という夢を抱いた 《不滅の翼》のなれの果ての姿は、姉弟子の未来の可能性の一つを示しているのではないでしょうか? どちらにせよ次巻のテーマは姉弟子が現在直面している、3段リーグ闇になると思います。 姉弟子は3段リーグ闇に対してどのように立ち向かうのでしょうか? また3段リーグの強敵を倒し、八一と同じプロ棋士になるという夢は叶うのでしょうか? あいVS翼戦での、あいの覚醒について 翼は3段リーグの闇に晒されるの事で得た、千日手になることを厭わない普通の棋士なら絶対に行わない戦法を使うことから、作中で深海魚であると例えられていました。 しかしわたしは翼は深海魚などではなく、朽ちることの無い《不滅の翼》を持つ、気高き棋士だと思っています。 その証拠に彼女の千日手前提の戦法から、勝利への願望の高さが読み取れ、その意志だけは決して消えることの無い「不滅」の物であると読み取りました。 しかし翼があいと戦ったことにより、あいに自身の象徴である《不滅の翼》を奪い取られ、勝利への執念まで消してしまうことになります。 その証拠に翼は、あいに《不滅の翼》が生えたような錯覚を覚えて、自身も本当の死を実感してしまいます。 あいと戦った後の翼はその勝利への執念を仲間から讃えてもらったものの、3段リーグの闇で得たものは失ってしまったはずです。 わたしはあいVS翼戦を観て、 あいは自身の持つ圧倒的な才能を使い、他の棋士の才能である《不滅の翼》を奪ってしまったと解釈しました。 推奨会員である《不滅の翼》は死んでしまったものの、翼は自分の周りに多くの仲間がいることを実感します。 女流棋士としての翼の戦いはコレカラ始まるのです! あいの二つ名《竜王の雛》について考察 今回あいにも《竜王の雛》という二つ名がつけられるようになりました。 おそらく竜王の八一の弟子であることと、自身の名字が雛鶴であることから、このようなネーミングになったのでしょう。 妹弟子の天衣が《神戸のシンデレラ》、叔母弟子の銀子《浪速の白雪姫》という二つ名だったので、あいの二つ名も童話をモチーフにしたものになると思っていたので意外でした。 この《竜王の雛》という二つ名ですが 今後の展開を予想できる要素が入っていた為、軽く考察していこうと思います。 「雛」という文字が取られていることから、今後成長して一人前になったら、親 (みたいなもの)である八一の元から離れることが示唆されております。 では、あいが八一の元から離れるタイミングはいつになるのでしょうか? それはあいが竜王になる時だと思います。 《竜王の雛》という名前から、現在のあいは八一の保護を受けないといけない状態であることを表し、それと同時に「雛」の状態から成長したら場合竜王になることを示唆していると考えています。 また竜王戦はプロ棋士のみならず、アマチュア棋士でも女流棋士でも参加することができる唯一のタイトル戦なのです。 (もっともプロ棋士とその他の棋士とでは強さがかけ離れておりますが。 ) 今回あいが翼との戦いで得た能力は終盤の無限の可能性。 その能力が完全に開花すれば、 師匠である八一を倒して竜王になるということだってあり得るはずです。 そういえば本作1巻の冒頭シーンは、八一が自分の師匠である、清滝鋼介に勝利した場面でした。 あいも最終的には竜王戦で八一に挑戦することになり、八一に勝ち竜王のタイトルを獲得するのではないかと考えました。 歩夢の妹・神鍋馬莉愛について 今回澪の前に立ちはだかった、のじゃロリ小学生・神鍋馬莉愛。 八一の親友・神鍋歩夢の妹であります。 馬莉愛の将棋の才能は高く、女子でありながら小学生名人の称号を獲得するほどです。 わたしが気になったのは、名前に「愛 (あい)」という文字が入っているという点です。 あいといえば八一の弟子である、雛鶴あいと夜叉神天衣を思い浮かべてしまいますね。 馬莉愛は女流棋士ではないものの、才能的にいえば竜王の弟子たちと同等のレベルにあると思います。 そして釈迦堂さんと歩夢により、竜王の二人の弟子と同じぐらい大切に育てられております。 それ故に彼女の師匠は八一ではありませんが、釈迦堂さんとの兄の歩夢の、 二人の棋士からの寵「愛」を受けた、3人目の「あい」だと言っても良いですね。 馬莉愛はプロ棋士になるという夢に挑戦しますが、同じ夢を見る銀子を見ているとその道は決して平坦なものではない事がわかります。 コンピューターとの対局で負けたのがきっかけで、人間同士で行う研究会を一切行わなくなり、代わりに人工知能を使用した将棋の研究を行うようになりました。 その結果、八一やあいに振り飛車を教えた師匠である捌きのマエストロこと生石充を打ち破り、彼の持っていた「玉将」のタイトルを奪取します。 作中では於鬼頭さんが不正を疑われるレベルで強すぎるので、あるルールが追加されることになりました。 そのルールとは、 対局中にスマートフォンなどの電子機器の使用を禁止するというものです。 フィギュアスケートなどの五輪で行われるようなスポーツなどでは、特定の選手が強すぎるために、新しいルールを作ることになることが何度も起こります。 もちろん於鬼頭さんが不正をしているとは思えませんが、彼が強すぎるので他の棋士を守るためにも対策をせざるを得なかったという感じでしょう。 於鬼頭さんの圧倒的な強さは、将棋のルールを変えるような異常なレベルです。 竜王戦第四回戦目で前代未聞の引き分け、将棋の指し直しを行なった、八一と名人と同等の影響力を持っていると言っても良いかもしれません。 今回、八一が於鬼頭さんのタイトル「帝位」に挑戦する可能性があることが示唆されていました。 おそらく八一は於鬼頭さんと戦うことになると思います。 二人は将棋のルールを凌駕するほどの力を持つ棋士同士です。 もし二人型買うとなれば、 作中の展開やテーマ性にも大きく影響を与えるはずです。 将棋星人の八一VSハイパーインテリジェンスなスーパーAI・於鬼頭さんとの対局は、どのようになるのでしょうか? 最後に これにて『りゅうおうのおしごと! 』10巻の感想のぜんぶです。 この記事書くのに半日かかったのだが、、、。 近いうちに起こりそうなイベントといえば、以下のような感じですね。 姉弟子と3段リーグの闇• 八一VS於鬼頭さんによる「帝位戦」 あいVS釈迦堂さんのフラグも立っていましたが、もうちょっと先になると思います。 次の展開などを予想すると、ワクワク感が止まらなくなります。 次巻の刊行が楽しみです。 『りゅうおうのおしごと!

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