コロナ 登山。 登山と自然を愛するみなさんへ、YAMAPからのお願い|YAMAP / ヤマップ

登山者の皆様へ コロナウィルス感染予防のためのお願い

コロナ 登山

INDEX• 少しずつ動き出した登山事情。 とはいえ、まだまだわからないこと、迷うことばかりだ。 そこで、登山をよく知り、コロナウイルス医療現場で働く医師でもある小阪健一郎さんに専門知識を聞きながらポイントをまとめてみた。 【1】アプローチでの注意点は日常生活と同じ 登山口までのアプローチや、下山してからの帰途など、山に入っているとき以外に注意することは、日常生活時と同じ。 すでに毎日の生活では、他人との距離を保つようにしたり、近距離で会話をするときはマスクを着用したり、なにかにふれたときは手洗いや消毒を励行したりなどのことを行なっている人が多いだろう。 登山のアプローチといえど、山に入っていない時間は、登山ならではの特殊な注意点などはとくにないので、ふだんと同じように行動すればいい。 ただし、地元で登山自粛を要請していたりするなど、その土地特有の事情には注意が必要。 事前の情報収集は慎重に行なうこと。 【2】調子が悪いときは 登山を中止すること 体調がよくないときは山に行かない。 これがもっとも重要な原則である。 「これを守りさえすれば、登山での感染対策はまずは及第点」だと小阪さんは言う。 コロナウイルス感染の有無にかぎらず、このことは登山の基本原則でもあるが、いまの時期はより注意をするべきだろう。 具体的なチェック項目としては、発熱(37. これらの症状がある ときは登山を中止しよう。 結局のところ、登山の現場でだけ感染に気をつけてもほとんど意味はなく、重要なことは、山に出かける前の、ふだんの生活での体調管理と感染対策に尽きると小阪さんは言う。 【3】登山中のマスクは基本的に不要 ここは議論のあるところだが、小阪さんは歩行中のマスクは不要という。 口や鼻から発せられる飛沫の飛距離は最大2mといわれているので、他人とそれ以上の距離を空けているかぎり、マスクをする必要はないとのことだ。 山中では他人と2m以内の距離に接近することがそもそもほとんどないし、それに行動中にマスクを着用していると息が苦しく、むしろデメリットのほうが大きくなってしまうだろう。 ただしこれは他人と2m以上離れているときの場合。 狭い登山道ですれ違うときや、混雑している休憩ポイントや山頂などでは話は別。 マスクを着用してもいいし、それが無理ならバンダナなどで口元を覆う、あるいはほかの登山者に接近しないようにするなどして気を遣おう。 【4】同行者とは2m以上間隔を空ける 同居人でない友人などといっしょに登る場合は、2m以上 のソーシャルディスタンスを保つことが基本となる。 よく知っている友人だと気を許してしまいがちだが、登山の現場で気をつけるべきは、見知らぬ他人との間の感染対策ではなく、むしろ仲間内での感染対策だと小阪さんは強調する。 ソーシャルディスタンスを保つだけでなく、接触感染にも注意。 つまり、食事や行動食をシェアしたり、水筒の水を回し飲んだりすることもNGということ。 なんだか微妙な空気感が生まれてしまいそうだが、そこはこういう情勢だからと納得して慣れるしかないだろう。 【5】山中のクサリなどから感染するおそれはほぼないけれど…… いつだれが使ったかわからないクサリ場のクサリ。 つかんでも大丈夫なものか? 「これは定説がないので正確なことがいえません。 今回の新型ではないほかのコロナウイルスが、金属の表面で数日間感染性を保ったという報告はありますが、あくまで実験室での話。 風雨や日光にさらされた状態でどれだけもつのかは未知数です。 私見では、 クサリを通じた感染のおそれはほぼないと思いますが……」。 大前提として、コロナウイルスは触っただけで感染することはない。 ウイルスが付着した手で目鼻口などの粘膜にふれることで感染する。 心配ならば、クサリを使ったあとにアルコールティッシュで手を拭いたり、 手で顔面にふれたりしないように気をつけるようにするといいだろう。 【6】テントは1人1張り使用が基本 テントの中は典型的な三密空間。 なので、同居人でないかぎりはテントは分けたほうがいいだろう。 全員が1人1張りだとテント場が混雑してしまう可能性もあるが、たとえば槍ヶ岳山荘では、この夏はそもそも登山者の数が多くないだろうと見ているという。 例年ならばテント場に入りきらないおそれもあるが、今年に関してはそこはあまり気にしなくてもいいのかもしれない。 テント場の混雑よりも感染対策を優先して、1人1張りを基本にしたほうがよさそうだ。 その場合、食事も共同で炊事するのは避け、各自で摂ったほうがいい。 テント間のソーシャルディスタンスを保つことも忘れずに。 【7】山小屋泊のときは予約を忘れずに この夏の山小屋の営業状況は例年とあらゆる点が変わっているので、事前の情報収集は忘れずに。 槍穂高周辺の山小屋は例年ならすでに営業を開始しているところも多いが、今年は7月14日まですべて営業していない。 営業形態もまだ流動的な部分があり、状況次第では、混雑を避けるために完全予約制をとる可能性も高いし、シーズンの営業終了日が早まることも考えられる。 山小屋も未体験の事態なだけに、シーズンが始まってみないとわからないことが多すぎるのだ。 例年と同じような感覚で山小屋を利用しようとすると、現地で不都合なことがあったりすることも考えられるので、情報収集の意味も含めて、事前の予約は忘れずに行なおう。 【8】山小屋内ではスタッフの指示に従おう 小屋内は基本的に密閉空間。 他人と会話するときはマスクを着用したり、ソーシャルディスタンスを保ったり、不用意にあちこちを触らないなど、感染防止を心がけよう。 このあたりは山小屋だからというわけではなく、状況に応じた適切な行動はすでに下界である程度身についているはずだ。 山小屋が独自に利用ルールを設定していたり、マスクなど持ち物の指定をしていれば、それに従うように。 いまのところ、館内での個人的なすごし方まで細かなルールを設定している小屋は多くはないが、寝床や食堂では混雑しないように、例年とは異なる利用方法を予定しているところは多い。 その場合もスタッフの指示に従おう。 【9】山小屋でも寝具持参が望ましい コロナウイルスは枕を共用することで感染する可能性が高いという。 そのため、山小屋泊でも自前の寝袋を持っていくことが理想だろう。 さすがに寝袋持参は負担が大きいというのであれば、枕カバーやインナーシーツを使うことも手だ。 カバーだけでは完全に感染を防ぐことはできないそうだが、なにも持っていかないよりはましだろう。 寝具に関しては山小屋業界もまだ手探りの状態。 槍穂高周辺では、寝具持参まで要求する山小屋はいまのところないが、可能であれば自分のものを持参したほうが、自分のためにも山小屋のためにもいいことは間違いない。 カバー類なら数百グラム、寝袋でも軽いものなら500g程度の負担増なので、ぜひ検討してみよう。 【10】下山後はできればまっすぐ帰ろう! 下山したあとは、温泉に入って汗を流して帰りたい。 美味しいものを食べて帰りたい。 登山者共通の楽しみであるこれらを否定することはできないが、しばらくは、我慢できるのであればまっすぐ帰宅するのがベストだろう。 アプローチでの注意点と同様で、登山だからという特殊なポイントはとくにない。 日常生活で気をつけていることや配慮していることに準ずればいいのだと思われる。 感染対策だけでなく、登山者を歓迎するのか、それとも自粛してほしいのか、地元感情もまだ揺れ動いている不安定な時期で、場所によってもそれこそ千差万別であるはず。 このあたりは登山者というよりも、一社会人としての判断が問われる部分であるはずだ。

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【コロナ/登山】外出自粛 ~でもどうしても登山したい人へ~

コロナ 登山

YAMAP代表の春山慶彦です。 この度、全世界で猛威を奮っている新型コロナウイルスによって亡くなられた方々、闘病されていらっしゃる方々、そのご家族のみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。 また、この困難な状況の中、身を挺して医療に従事する方々、昼夜問わず対策にあたっていらっしゃる関係者の方々に、心からの敬意と感謝を申し上げます。 有り難うございます。 追記 (4月20日) 4月16日に緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されました。 改めて不要不急の外出を避け、今は家にいることが最善の選択であることをお伝えします。 特にゴールデンウィークの長期休暇の際には、地域をまたぐ遠出が起こることによって、感染地域が大きく広がりかねません。 自分はすでに感染しているかもしれないという前提のもと、緊急事態宣言の意味を一人ひとりがしっかりと受け止める必要があります。 また、置かれた環境や事情は人それぞれです。 こんな状況だからこそ、相手の気持ちを考えた思いやりある行動と発信を心がけてもらえると嬉しいです。 感染力の強さや致死率の高さから見ても、人類史に残る危機のひとつであることは間違いないでしょう。 ペスト、天然痘、ポリオ、エイズ... 人類史はウイルスや細菌という自然との格闘と共生の歴史でもあったことを再認識させられます。 過去の歴史から見ても感染症の被害は甚大です。 新型コロナウイルスにおいても、その影響は長期化かつ深刻化することが予想されます。 そのような中、一昨日、安倍総理から緊急事態宣言がありました。 主な骨子としては次の通りです。 ・医療現場が逼迫しており、医療崩壊を招きかねないほど緊迫した状態であること ・逼迫した事態を脱するためにも、不要不急の外出は避け、人と人との接触を極力さけること ・3密(密閉空間・密集場所・密接場面)を避け、家族以外の人との多人数での会食は控えること ・症状がなくても感染している可能性のある人が多数おり、知らず知らずのうちに周囲の人に移して感染が拡大している可能性がある。 自分は感染しているかもしれないという意識をもって行動してほしいこと ・感染の多い都市部から地方へ人が移動し、感染が拡大した事例が海外で見られるため、高齢者が多く、医療機関も限られる地方への移動は控えること ・対象都市は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都道府県 ・実施期間は、ゴールデンウィークが終わる5月6日まで 私たち一人ひとりが、極めてよくない現状であることを認識し、危機意識を持って行動することが求められています。 自身が健康でいること = 感染しないこと 2. というのも、家にいることで人との接触頻度を下げ、自分の命も大切な人の命も守ることができるからです。 ただ、地域差や置かれている状況も個別に大きく異なりますので、この状況下で登山をするのであれば、下記の点に留意しましょう。 ・電車やバスなど公共交通機関を使った登山は避ける ・家族以外のメンバーとのグループ登山は避ける ・山小屋(*1)など3密を伴う登山は極力控える ・高齢者が多く、医療施設や医療機器も不足している地方の現状を踏まえ、都道府県をまたいでの移動や登山は控える(*2) ・山で大怪我をして医療の負担となってしまわぬよう、危険がある山やコースは避ける *1:山小屋によっては休業したり、3密にならないような環境をつくった上で営業をしている山小屋もあります。 各山小屋の3密対策をよく確認しましょう。 *2:都市部の人が地方に移動し、地方で感染が広がった例が海外で見受けられます。 都市部に暮らす人は自分も感染している可能性を視野に入れて行動しましょう。 登山といっても様々な種類があります。 登山の種類とあわせて、登山形態、移動手段におけるリスクを大まかに整理しました。 ひとつの目安として参考になれば幸いです。 登山のすべてを一括りに否定・批判することを私たちは望みません。 感染リスクの高低や地域差、個別ケースを踏まえて、相手の気持ちを考えた思いやりある行動と発信を心がけましょう。 YAMAPのアクションについて YAMAPは、福岡・東京含めた全メンバー(従業員)を自宅でのリモートワークとしながら稼働しています。 今後は、この状況下で役に立つ山の情報やコンテンツを積極的に拡充していきます。 【これまでに公開されたもの】 山岳関係者や著名人のインタビューをYouTubeやPodcastで配信するなど、これまでにない形のコンテンツも増やしていく予定です。 最後に 新型コロナウイルスだけでなく、気候変動など環境課題に関しても待ったなしの状況が続いています。 私たち人類は自然と人間の関係性を問い直し、環境負荷の少ない自律分散型の社会システムへと進まなければなりません。 また、社会を善い方向に変えていく領域として「山」や「野生」「アウトドア」がある。 私たちYAMAPは創業当初よりずっとそう考えてきました。 今こそ、人類史的なスケールで社会が変わるときです。 そして、それを実現できるのは今を生きている私たちです。 次の未来を、自然を愛するみなさんと一緒につくっていきたいと強く願います。 そのためにも、今は協力しあってこの困難を乗り越えていきましょう。 2020年4月9日 株式会社ヤマップ 代表取締役 春山慶彦.

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コロナウイルスの登山について。

コロナ 登山

登山者の皆様へ コロナウィルス感染予防のためのお願い 1、感染者が多数確認されている地域にお住まいの方へ 東京都並びに近県の感染者が多数確認されている地域では感染症予防対策として不要不急の外出について自粛が要請されています。 今回のコロナウィルスは、若年、壮年層に感染自覚がない、感染しても無症状の事例が多数発生しています。 そして感染源がトレースできない感染者が多数発生している状況では、それぞれが感染者と接触している可能性があることを考慮しておくべきでしょう。 登山者が無症状の感染者である場合、感染の媒介者となる可能性があること、感染者が少ない山間地域で登山を行なうことは、広く移動経路の他地域、山間地域、他者に感染機会を与えるリスクがあることを認識し、自粛することが望まれます。 2、登山に伴う感染症罹患リスクと対応について 登山のための公共交通機関を利用した移動、自家用車のグループ乗り合い、また山小屋や食堂の利用、テントのグループ利用でも感染の恐れがあります。 山小屋がウィルス対策でどのような対応を取っているか、以下の山歩みちで情報が発信されています。 積雪、残雪期の特に雪深い地域の山小屋は基本的に密閉空間です。 各山小屋では密集とならないよう、個室利用とする、利用定員を減らすなどのさまざまな努力をされています。 利用者も手洗いや咳エチケットのためのマスク着用が望まれます。 また咳がでる、体調不良の場合は山行を控えるべきでしょう。 なお、移動に公共交通機関ではなく、自家用車を利用した場合でも車は密閉空間なので家族以外と行動を共にする場合の乗り合わせは避けた方が賢明でしょう。 同様にテントも密閉空間であること、合宿等での複数メンバーでのテント利用もしばらくの間は控えた方が賢明と考えます。

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