急性 心筋 梗塞。 心筋梗塞

虚血性心疾患の心電図|各疾患の心電図の特徴(1)

急性 心筋 梗塞

もくじ• 急性心筋梗塞になってしまったら… どんな人が急性心筋梗塞になりやすいの? では、まず急性心筋梗塞になりやすい人とはどんな人でしょうか? 急性心筋梗塞は、動脈が加齢などにより悪く 硬く なる動脈硬化により起こる病気のひとつです。 同様に動脈硬化により起こる病気には、次のようなものがあります。 狭心症 心臓の血管 冠動脈 が細くなる病気• 脳梗塞 脳へ行く動脈が詰まる病気• 当てはまるものが多ければ特に危険ですよ!• 糖尿病がある• 高血圧がある• コレステロールや中性脂肪が高い• 血のつながってるご家族が上のような動脈硬化により起こる病気になったことがある• タバコを吸っている または 吸っていた• 腎臓が悪い または 透析をしている• 肥満がある または メタボリック症候群を指摘されている• 尿酸値が高い など いかがですか?いくつ当てはまりましたでしょうか? 急性心筋梗塞を疑う症状とは? では、どのような症状が出れば、急性心筋梗塞を疑うのでしょうか? 典型的には 「これまで経験したことがない、胸全体がしめつけられるような痛みで、15分以上続く」ことが多いようです。 しかし、高齢者や糖尿病がある方はそれほど強くない症状の方もおられます。 一方で、若い方は身の置き所がないほどの痛みを訴えられたりします。 痛みで冷や汗や嘔吐、意識が遠くなる感じなどがある方は、特に急性心筋梗塞を疑います。 一方で、押さえると痛い 圧痛がある 場合や、深呼吸で痛みが強くなる場合などは、あまり急性心筋梗塞を疑いません。 また、前の記事に書いた通り、タレントの松村邦洋さんのように、急性心筋梗塞が起こった瞬間に心肺停止状態となる方もおられます。 基本的には前兆はないことが多いです。 しかし、時にちょっとでも動くと起こる胸の圧迫され感じが繰り返す前兆があることもあります。 救急車なんて大げさな とか、 病院がすぐ近くだから など考えずに、救急車を呼んでください。 これは、主に致死性不整脈によるものです。 ですから、迷わずすぐに救急車を呼んでください。 救命率をあげるためには、カテーテル治療までにかかる時間をいかに短くするかが重要です! 救急車を要請してから救急車到着まで 救急車を要請してから救急車到着までは、全国平均で7分程度といわれています。 しかし、その間に致死性不整脈による心肺停止状態になる可能性があります。 できるだけその方の近くにいて、様子を見るようにして下さい。 特に急に意識がなくなり、動かなくなった場合には、心臓マッサージなどが必要になることがあります。 呼吸、脈拍がない場合には、迷わず心臓マッサージを開始してください。 周囲に別の方がおられるときには、AEDを取りに行ってもらってください。 心臓カテーテル治療は、手首、肘 または 足の付け根 鼠径部 からカテーテルという長いストローのような筒を入れて、心臓の血管の詰まっているところを治しに行く治療です。 詰まっている原因となっている血の塊 血栓 を吸い、最後にはステントとよばれる金属の管を入れて終わることが多いです。 ステントをOCTという特殊な機械で見た画像がこれになります。 ちなみに、この画像のステントの長さは約12mm 状況によっていろんな大きさのステントがあります ですので、非常に小さいものであることがわかってもらえるかなと思います。 このステントは、画像中央やや上の絵のように、バルーン 風船 に乗せて血管の詰まっている場所までもっていき、そこでバルーンを拡張させて、このステントを血管にくっつけて終了です。 カテーテル治療の1~2日後には、症状は良くなっていることが多く、早く退院したいという方が多いのですが、やはり危険な不整脈などのリスクがあるため、1~2週間は入院していただきます。 急性心筋梗塞は、心臓の筋肉の一部の細胞が死ぬ 壊死を起こす 病気です。 その後すぐに、心臓に負担がかかると、致死性の不整脈や、心臓の破裂などが起こりやすくなります。 ですから、心臓リハビリテーションというものを行いながら、慎重に心臓に負担をかけていきます。 退院後は、外来での心臓リハビリテーションへの通院が望ましい 退院後、適切な運動は必要になりますが、やはり心臓に負担がかかる運動はしばらく避けてもらった方がいいです。 ですから、心臓の状態を見ながら運動してもらえる『心臓リハビリテーション』というものに通院することが望ましいとされています。 ただし、病院によっては実施していない場合があります。 外来での心臓リハビリテーションの詳細はこちらで説明しています。

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急性心筋梗塞は若い人でも急に命を落とす。 生死の境はどこ?

急性 心筋 梗塞

ステントの種類 金属製のステントは私たちの体にとっては異物なので、異物を排除しようとする、一種の「免疫反応」が起こり、ステントの内側に細胞が増殖します。 増殖した細胞が新たな「内膜」となり、ステントの表面を覆うことが期待できますが、細胞が半年ほど増殖し続けると、20~40%の人に再び狭窄が起こる(再狭窄)という問題があります。 そこで、この問題を解決するために、従来のステントの表面に細胞の増殖を抑える薬を塗った「薬剤溶出性ステント」が開発されました。 薬剤溶出性ステントの表面からは薬が少しずつ溶け出し、細胞の増殖による再狭窄を防ぎます。 しかし、薬剤溶出性ステントでは、金属製のステントが長期間むき出しになり、人によっては内膜が十分に張らず、ステントに「血栓(血の塊)」が付着して、その血栓によって再び血管が狭窄したり、詰まったりする危険性があります。 そのため、血栓の形成を防ぐために、2種類の「抗血小板薬」を長期間服用する必要があります。 ごく最近登場した「消失型ステント」は、これらの問題を解決するものとして期待されています。 消失型のステントは金属製ではなく、生物由来の素材でできており、2年ほどたつと体内で溶けてなくなるため、抗血小板薬を長期的に用いる必要はありません。 また、薬剤溶出性ステントでもあるので、再狭窄も抑えられます。 ただし、消失型ステントは現在、日本では厚生労働省による許可がなく、使用できません。 健康保険が適用されて使えるようになるのは、数年先だと予測されます。 個々の患者さんに合った適切な方法を選べば、治療効果や生存率の面で、カテーテル治療とバイパス手術には大きな差はありません。 適切な治療法を選ぶため、担当医とよく相談してください。 カテーテル治療の最大の長所は、局所麻酔で行われ、患者さんの体への負担が軽いことです。 入院期間も数日で済みます。 その点、バイパス手術は全身麻酔で行われ、短くても2週間程度の入院が必要です。 ただし、病変が複数の部位にあるとき、カテーテル治療では分けて治療する場合がありますが、バイパス手術なら一度に治療できます。 また、カテーテル治療では、ステントの直径が2mm以上あるため、それより細い血管は治療できませんが、バイパス手術なら、直径1mmの血管にも対応できます。 カテーテル治療では2種類の抗血小板薬を長期的にのむ必要がありますが、バイパス手術では1種類で済んだり、一時中止できる場合もあり、ステント再狭窄もありません。 ただし、バイパス手術は、急性心筋梗塞では、通常行われません。 カテーテル治療やバイパス手術で、ある部位を治療しても、生活習慣を改めないと、別の部位に再び狭窄が起こる可能性があります。 生活習慣の改善や薬による治療を、カテーテル治療やバイパス手術のあとも継続していくことが大切です。 血栓を防ぐ薬 血小板の作用を抑えて、血液を固まりにくくし、血栓ができるのを防ぐ「抗血小板薬」も、狭心症を防ぐ基本的な治療薬です。 なお、抗血小板薬を用いると、血が止まりにくくなります。 そのため、例えば手術が必要になった場合は、抗血小板薬を減らしたり、一時服用をやめて手術を行うのか、それとも抗血小板薬での治療を優先させて手術を延期するのか、患者さんにとってメリットの大きい方が選択されます。 「胃潰瘍」になったことがあるような人などは、胃薬をいっしょに服用することもあります。 また、抗血小板薬を用いると、まれに「肝機能障害」「血小板や白血球の減少」などの重篤な副作用が現れることがあるので、定期的に血液検査などでチェックすることが大切です。 なお、カテーテル治療の際や退院後はアスピリンと他の薬を組み合わせた2剤が用いられることが一般的です。 薬の一般名 特徴 抗血小板薬 血小板の作用を抑えて、血液を固まりにくくします。 出血しやすくなるため、服用中の消化管出血や手術には注意が必要です。 アスピリン• ・薬価が安く、標準的に広く使われている チクロピジン 商品名:パナルジン• ・作用が強く、カテーテル治療の際に用いることが多い• ・まれに肝機能障害などの重篤な副作用が起こることがある クロピドグレル 商品名:プラビックス• ・チクロピジンと同じ系統の薬だが、副作用の発生頻度はチクロピジンよりも低い。 カテーテル治療の際や退院後、アスピリンと共に用いられることが多い プラスグレル 商品名:エフィエント• ・チクロピジンやクロピドグレルと同じ系統のより新しい薬で、より強力に血栓を防ぐことが期待されている。 副作用の発生頻度も低く、カテーテル治療の際や退院後、アスピリンと共に用いられることが一般的 チカグレロル 商品名:ブリリンタ• ・上記薬剤とは違った新しい系統の薬で、カテーテル治療の際や退院後にアスピリンと共に用いられるのは同じだが、上記のクロピドグレルやプラスグレルの投与が困難な場合に限って用いられる.

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急性心筋梗塞が原因で起きる危険な不整脈の頻度とは!?

急性 心筋 梗塞

不整脈とは? 脈(拍)は、心臓がポンプの作用で血液を血管に送り出す度に血管に加わる圧力です。 親指側の手首を触れてみると「トン、トン、トン」と 一定のリズムで脈打って動いているのが分かると思います。 医療系のテレビドラマやサスペンスドラマで、生存確認をするのに手首を触って脈を調べますが、あれは間接的に心臓が動いているかを知るためにやっているんですね。 で、この心臓のポンプ作用が働く為には、2つの重要な要素が関わっています! 1つ目が 心筋です。 心筋は、心臓の周りにある筋肉で、心臓を動かす役割があります。 2つ目は 電気刺激です。 なんと、心臓からはコンセントや電池なしで 自動的に電気刺激が発生しており、これが心筋を刺激する事で心臓は動きます。 つまり、不整脈はこの 電気刺激の異常が原因で引き起こされるということです。 不整脈の種類は、大きく分けて以下の3つがあります。 頻脈(速くなる) 頻度は1分間に100回以上。 過度な頻脈は、動悸、吐き気、冷や汗、意識が遠のくなどの症状を伴います。 徐脈(遅くなる) 頻度は1分間に50回未満。 過度な徐脈は、めまいや失神の原因となります。 また、徐脈が続く場合は動作時に息切れする場合もあります。 期外収縮(脈が飛ぶ) 期外収縮は、脈が飛ぶように感じる不整脈で、 不整脈の原因として最も多くみられます。 胸の不快感や痛みを生じる事がありますが、症状が現れるのは稀です。 心筋梗塞と不整脈 不整脈そのものは、必ず病気が関連しているわけではなく、加齢とともに誰にでも起こる状態です。 また、運動や精神的な興奮、発熱などによっても脈が速くなる事があり、これらは、生理的な現象である為、病気とは無関係です。 一方で、心臓の病気では病的な不整脈が現れる事があり、今回解説する 急性心筋梗塞が原因で起こる不整脈には命に係わる危険なものがあります! ここからは、その危険な不整脈の特徴や頻度について解説していきます。 心筋梗塞は、動脈硬化が原因で心臓を動かす心筋に栄養や酸素を送る 冠動脈が詰まる病気です。 それにより、胸痛や胸の締め付け感、冷や汗などの症状が 30分程続き、重症の場合は亡くなってしまうこともあります。 心筋梗塞は、発症時期によって治療方法が異なる為• 発症してから2週間以内が「急性心筋梗塞」• 1ヶ月以上経過したものが「陳旧性心筋梗塞」 と分けています。 そして、急性心筋梗塞が起きた際、壊死した心筋の周囲で不整脈が起きることがあります。 急性心筋梗塞は、発症後1時間以内の死亡率が高く、病院に搬送される途中で 約14%の人が亡くなっています。 この時の死亡原因の多くを占めているのが、不整脈です。 では、どのような頻度で脈打つ不整脈が危険なのでしょうか? スポンサーリンク 急性心筋梗塞が原因で起きる危険な不整脈の頻度とは? 急性心筋梗塞に伴って起きる不整脈で危険なのが、「 心室頻脈」と「 心室細動」いう不整脈です! 両方に共通しているのが、心室という単語ですね。 これは、異常が起きる場所が共通しているという事です。 少し心臓について解説しておきます。 心臓には、身体を巡ってきた血液が戻る部屋「心房」と、全身に血液を送り出す部屋「心室」があります。 心室頻脈は、心室内で電気刺激がグルグル旋回してことが 原因でうまく心筋に刺激が伝わらない状態です。 迷路に入ってゴールに辿り着けずさまよっている感じでしょうか? これにより、心室が小刻みに動いて心臓のポンプ作用がうまく働かず、身体に十分に血液を送れなくなります。 心臓は小刻みに動いて 心拍数が上がりますが、血液をうまく送り出せないため、 身体や脳は虚血状態となります。 これにより• 血圧低下• 失神 などの症状を伴います。 また、3回以上連続で脈が感じられなかったり、 1分間に120回以上の頻度の頻脈が起きるのが特徴です。 この状態が、 30秒以上続くと突然死を起こす可能性が高いと言われています。 そして、急性心筋梗塞を起こして起きる不整脈で最も怖いのが「 心室細動」です。 心室細動は、心室が1分間に300回以上もの頻度で痙攣を起こし、心臓の機能が完全に失われる状態です。 この不整脈は、死亡率が高く、 最も危険な不整脈と言われています。 完全に心臓の機能が失われているため、血圧は測定不能です。 また、発症から数秒で意識を消失し、痙攣を起こすこともあります。 いきなり心室細動を起こす場合もありますが、心室頻拍から発展する場合もあります。 その原因として多いのが、合併症である不整脈です。 そして、命の危険を伴う不整脈が、心室頻脈と心室細動です。 これらは、心臓の部屋の中でも血液を全身に送り出す役割のある心室に異常が生じることで発生します。 心室頻拍の頻度は、1分間に120回以上の速さで脈を打ち、3連続で脈が飛ぶのが特徴です。 これが30秒以上続くと命の危険を伴います。 また、心室細動というとっても危険な不整脈に発展する場合もあります! 症状としては、意識消失や痙攣を伴います。 心室細動が起きると、もはや心臓の機能が失われている為、脈の頻度など考えている場合ではありません。 即、救急車です! むしろ、胸痛や動悸、異常な頻度の脈を感じたら、症状が落ち着いたとしても、身体には確実に異常が起きてますから、すぐ病院に行ってくださいね。 爆弾を抱えながら生活をするようなものですから。 こちらの記事もご覧下さい。

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